成果よりも大切な“社内営業”

こんにちは。
毛利まさるです。

「なんであの人ばかり仕事を任されてるんだろう?」と思ったことはありませんか?

同じように働いているのに、なぜか「あの人には任せよう」「あの人なら安心だ」と言われて、
どんどんチャンスが集まってくる人がいます。

それに対して、自分は数字も悪くないのに、あまり声がかからない……

そんな経験はありませんか?

その違いは、スキルや実績だけじゃありません。
むしろ、組織の中ではそれ以上に信頼関係がものを言うのです。
とくに、長く仕事を続けていく中では、この「社内営業」とも言える信頼構築こそが、あなたの未来を左右する武器になります。

成果だけでは足りないのが会社組織

仕事で成果を出すことは、確かに重要です。

数字を出せば評価されるし、プロジェクトを成功させれば名が上がる。
であるものの、それだけでキャリアが順風満帆に進むかというと、そうではありません。

特に、会社のようなピラミッド構造の組織では、上にいくほど「同じ立場の人」が少なくなります。
そうすると、能力や成績よりも、「誰とチームを組めるか」「誰を信頼できるか」が重視されるようになります。

つまり、成果はスタートラインに立つための資格でしかなくて、その後に残るのは「信頼」なんです。

信頼は“約束を守り続けること”から始まる

じゃあ、信頼ってどう築けばいいのか?

それは、「小さな約束を守り続けること」です。

「月曜中に資料を提出します」といった一見どうでもいいような約束。

「報告書は事前に共有します」「チーム内の進捗を定期的に伝えます」といった当たり前の行動。

こういった地味な積み重ねが、信頼の土台になります。
逆にいうと、どんなに優れた企画を出しても、普段の約束を軽んじている人には、
誰も「じゃあこれ任せるね」とは言わなくなっていきます。

信頼の証とは、「あの人ならちゃんとやってくれる」

信頼されている人に共通しているのは、「この人に頼めば、ちゃんと返ってくる」という安心感です。

これは“能力”ではなく、“反応の確実性”です。

・お願いしたら、期日までに返事がある
・相談したら、無理でも誠実に対応してくれる
・一度伝えたら、必ず行動に移してくれる

こういう信頼がある人は、自然と社内でも「◯◯さんにお願いしよう」
「あの人に話しておけば通るから」という流れが生まれます。

信頼は「社内営業」の最高の成果

「社内営業」というと、ゴマすりとかおべっかのようなイメージを持つ人もいるかもしれません。

しかし、本質はまったく違います。

社内営業とは、自分が誠実に働いている姿を、きちんと社内に伝えることです。

いくら頑張っていても、周りが知らなければそれは存在しないのと同じ。
だからこそ、「報告」「連絡」「相談」を丁寧に行い、相手の期待に応えていく姿勢が求められるのです。

社内で信頼を勝ち取ること。それは単に自分のポジションを守るためだけではありません。

上司からの評価、同僚からの応援、後輩からの尊敬。
それらすべてが、あなたのこれからの仕事をスムーズにしてくれます。