社内で“あなたという存在”を知ってもらう戦略:社内営業の第一歩

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたの存在を知っている人は、社内にどれだけいますか?

同じ会社にいながら“誰だかわからない人”として扱われた経験はありませんか?

あるいは、自分自身がそう思われているのではないかと感じたことはないでしょうか。
「名前は知ってる」「顔は見たことある」
しかし、それだけでは“あなたの存在を知っている”とは言えないのです。

会社の中で成果を出したい、評価されたい、
もっとやりがいを持って働きたいと思うのであれば、
まずやるべきことは、あなたという“存在”を知ってもらうことです。
これこそが、現代の職場における“静かな戦略”、つまり社内営業の第一歩なのです。

名前を知っているのと、存在を知っているのは全然違う

たとえば、あなたの部署にAさんという社員がいたとします。
あなたはその人の顔を知っていて、名前も覚えている。
でも、それ以上の情報
「どんな仕事をしているか」「どんな強みがあるのか」「どんな性格なのか」
を知らなければ、その人を“信頼する”ことは難しいですよね?

これは、あなた自身にも当てはまります。
ただ一緒に働いているだけでは、誰もあなたを“知っている”とは思っていません。

ここで思い出してほしいのが、SNSの世界です。
たとえば、「〇〇といえばこの人」というようなポジションの人っていますよね。
料理といえばこの人。旅行といえばこの人。
お笑いといえばこの人。

会社の中でも、あなたが何者なのかが伝わっていなければ、
誰の頭にもあなたの名前は浮かんでこないのです。

“あなたらしさ”を伝えるきっかけは、日常の中にある

「じゃあ、どうやって自分を知ってもらえばいいの?」という疑問が浮かぶと思います。
結論から言えば、日常の仕事の中で、“意識して”自分を出すことが重要です。

たとえば、会議での発言。報告書の書き方。
社内チャットでのやり取り。ちょっとした雑談。行事への参加。
こういった「当たり前にある業務」の中に、
あなたという人間を知ってもらうチャンスは山ほどあります。

特に、報告書や会議の発言で“視点の違い”や“得意な分野”をにじませると、
それがあなたのイメージとして定着していきます。

「〇〇といえばあの人」

これができるようになった時、あなたは社内において“見える人”になります。
そして、見える人は、機会が自然と集まってくるものです。

「キャラクター」がある人ほど覚えられる

自分のキャラクターを意識していますか?これは性格を変えるという話ではありません。
自分の考え方やスタンスを、周囲にわかりやすく伝えるという意味です。

たとえば、いつも冷静に全体を見ているタイプ、
誰よりもお客様との信頼関係を築くのが得意なタイプ、
若手の相談に必ず乗ってくれるタイプ

こうした“見え方”がある人は、必ず印象に残ります。

そしてこのキャラクターづくりは、意図的に仕掛けることができるのです。
あなた自身が「私はこういうことを大切にしている」という姿勢を、仕事の中で小出しにしていく。
それだけで、あなたの存在感は社内に染み込んでいきます。