
こんにちは。
毛利まさるです。
社内の評価に納得がいかない経験はありませんか?
あなたは、こんなに頑張っているのに、なぜこの評価なのか…そう感じたことはありませんか?
周囲からは感謝されているはずなのに、直属の上司の評価はまるで別物。
理不尽さを感じてモヤモヤする日々。
これは決してあなただけではありません。
組織の中で働く限り、評価のズレは誰にでも起こり得る現実です。
しかし、そのまま感情的に不満を募らせると、余計につらくなるだけです。
では、どうすればいいのか?
おすすめなのが、一度「履歴書を書く」という方法です。
評価に縛られた自分を一度“棚卸し”する
ここで言う履歴書は、転職用のフォーマットそのままを指すのではありません。
むしろ、自分のこれまでの仕事を冷静に、定量的に棚卸ししていく作業です。
「自分が社内で何をしてきたか」
「その中で得られた成果は何だったか」
「どのような強みを活かしてきたのか」
こうした項目を一つひとつ思い出しながら文字にすることで、
社内評価とは別の“自分軸”の評価が見えてきます。
これはまさに、あなたのレジリエンス(回復力)を養う作業でもあります。
履歴書を書くことが、なぜ効果的なのか?
不思議な話ですが、「評価されていない」と感じるとき、人は視野が狭くなっています。
他者の視点に意識が向きすぎて、自分の価値がわからなくなるのです。
履歴書を書くという行為は、「過去の実績」と「現在の自分」を結びつけてくれる作業です。
たとえば、5年前のあなたが手探りでやっていた業務も、
今では後輩に教えられるほどの経験になっているかもしれません。
それが見えると、「あれ、自分って思っていたより積み上げてきてるんじゃない?」と、
少しずつ心が立ち直ってきます。
つまり、これは心の筋トレ、レジリエンスの強化なんです。
自分を過小評価しているのは、自分かもしれない
ここで大切なのは、「評価されない=価値がない」と思い込まないことです。
なぜなら、評価基準は会社によって違うからです。
ある会社ではスピードが評価され、ある会社では正確さが評価される。
自分が評価されていないということは、「会社の評価軸とあなたの強みがズレている」だけかもしれません。
だからこそ、一度社外評価の視点に立ってみる。
履歴書を書くことで、「市場価値」というもう一つの鏡で自分を映し出すことができるのです。
心のバランスを取るには、感情の棚卸しも必要
もちろん、理不尽な評価に対して腹が立つのは自然なことです。
感情にフタをして、我慢だけを強いてはいけません。
むしろ、履歴書を書く過程で「この時はしんどかった」「報われなかった」と、
ちゃんと書き出すことも大切です。
そのうえで、「でも自分はそこから何を学んだか?何を積み上げたか?」と問い直す。
この繰り返しが、あなたの内なる力=レジリエンスを静かに育ててくれるのです。