
こんにちは。
毛利まさるです。
「アドバイスを求められたのに、結局やらなかった」そんな経験はありませんか?
せっかく自分の経験をもとに真剣に話したのに、相手はうんうんと聞くだけ。
数日後に「どうだった?」と聞いてみると、「ああ、まだやってないんですよね…」
そんな返事。ちょっと拍子抜けしますよね。
しかし、これは実はよくあることなのです。
どんなに良い仕事術を教えても、実行している人はごくわずか。
この事実を知っておくことで、あなたはもっと穏やかに、そして戦略的に仕事に向き合えるようになります。
なぜ実行しないのか?「わかった気」になっているだけ
「それ、知ってるよ」「こうすればいいんでしょ?」
こういった返答を受けたことがある方も多いのではないでしょうか?
問題は、知っているかどうかではなく、「やっているかどうか」です。
どんなに素晴らしい理論でも、実践されなければ絵に描いた餅にすぎません。
頭で理解したつもりになるのは簡単です。
むしろ、多くの人は「行動よりも理解」で満足してしまう。
だから、行動に移さない。これが「実行している人はごくわずか」という現実の正体です。
実行しただけであなたは上位数%の存在
あなたが実行しているとしたら、それだけであなたは素晴らしいのです。
多くの人が口だけ、頭だけの理解で終わる中、手を動かし、結果を見て、振り返って改善している人はほんのわずか。
たとえば、あなたが「毎日1つの業務効率化テクニックを実験する」と決めて行動したとします。
すると、1年後には365通りの試行錯誤の経験が残ります。
それがあなたの実績となり、信頼を生むのです。
アドバイスをしても、実行する人はほとんどいない
これは決して悲観的な見方ではありません。
むしろ、現実を冷静に受け止めておくことで、過剰な期待や落胆を防ぐことができます。
「どうすればうまくいく?」と聞いてきた後に、まったく行動しない人がいたとしても、それを責める必要はありません。
その人にはその人のタイミングがある。
人は、自分の準備が整ったときにしか本気で動けないものなのです。
自分だけは行動をやめないこと
だからこそ大切なのは、他人の反応に一喜一憂せず、「自分だけは、やる」という姿勢を持ち続けることです。
どんなに小さな一歩でも、動き続けること。それが仕事術の本質です。
上司や同僚が見ていなくても、あなたの行動は蓄積され、やがて大きな成果として表面化していきます。
「やった人」だけが見える景色がある
ここでひとつ、偉人の名言をご紹介しましょう。
行動こそが、すべての成功の鍵である。
パブロ・ピカソ
ピカソは天才画家であると同時に、驚異的な行動量でも知られています。
多作、多試作、多失敗。そして多成功。その根底には、「やる」ことへの執着がありました。
あなたも、「やった人」にだけ見える景色を、ぜひ味わってください。
実行する力が「差」を生む
実は、実行する力というのは、特別な才能ではありません。
ただ「やる」と決めて、「小さくやる」を繰り返すだけ。
完璧でなくていい。
途中で軌道修正してもいい。
とにかく試す。
それだけで、周囲と大きな差がついていくのです。
もしあなたが誰かにアドバイスをして、相手が動かなかったとしても、気にしないでください。
あなたがそのアドバイスを行動に移して成果を出せば、それが最大の説得力になります。