
こんにちは。
毛利まさるです。
何かに集中しようとしたのに、気が散って仕方がない――そんな経験はありませんか?
気合いを入れて作業に取り掛かろうとしても、なぜかスマホに目がいく。
ふとメールの通知が気になって手が止まる。
PCの画面に開いたままのYouTubeのサムネイルが目に入る。
それ、あるあるですよね。
「集中力が続かないのは意志が弱いから」なんて言われると落ち込んでしまいそうですけど、そうじゃないんです。
そもそも人間の脳は、目に入った情報に反応してしまうようにできている。
つまり、視界に余計なものがあると、それだけで集中力は削がれてしまうというわけです。
視界に入るだけで集中力が落ちる?科学的な事実
実は、スマートフォンが机の上に「置いてあるだけ」で、パフォーマンスが下がるという研究結果があります。
米国テキサス大学の実験によれば、スマホが視界に入っていると、それだけで注意力が分散し、課題の正確性や思考力が落ちるのだとか。
ポイントは、スマホを“使っていない”状態でも影響を受けるということ。
つまり、目に入っているだけで脳はそちらに一部の注意を割いてしまっているのです。
これが毎日続けば、気づかぬうちにあなたの仕事術はどんどん非効率になってしまう。
「視界から消す」というシンプルな技術
では、どうすればよいのか?
結論から言えば、視界から消すだけでOKです。具体的に言うと、こうです。
- スマートフォンを机の上に置かない。カバンの中にしまう。
- パソコンで使わないアプリやタブは閉じる。
- デスクの上は“作業に必要なもの”だけに限定する。
- プライベートの書類やチラシは目の届かない引き出しへ。
そう聞くと、「なんだそんなことか」と思うかもしれません。
しかし、それを“毎回、確実にやる”ことができている人は意外と少ないんですよ。
視界が整うと、思考も整う
視界というのは、思考と直結しています。
ごちゃごちゃした机の上、通知が飛び交う画面、雑音の多い環境では、当然ながら思考も散らかります。
逆に言えば、視界をスッキリさせれば、頭の中もスッキリするのです。
これはちょうど、部屋を片付けると気分が前向きになるのと同じ。
仕事術とは、高度なテクニックを使うことではなく、こうした「整える力」を身につけることでもあります。
集中力は、才能じゃない。整える努力の結果である
「私は集中力がなくて…」と嘆く人がいます。
しかし、それは生まれつきの才能ではありません。
あなたが集中できないのは、あなたが悪いのではなく、環境が悪いだけです。
だからこそ、整えること。視界を整えること。
それが結果として集中力を引き上げてくれるのです。