こんにちは。
毛利まさるです。
確固たる哲学を持つ
あなたは、自分がなぜこの仕事をしているのかを、はっきり言葉にできますか？
多くの人は、「生活のため」「上司に言われたから」「とりあえず」など、曖昧な理由で働いています。
もちろんそれでも仕事は回ります。しかし、どんな状況でもブレない人は、必ず一つの軸を持っています。
それが、「確固たる哲学」です。
自分は何のために働くのか
たとえば、次の〇〇をあなた自身の言葉で埋めてみてください。
自分は〇〇のためにこの仕事をしている。
なぜならば〇〇をするためである。
そしてその結果〇〇があっても私は負けることはない。
この「3つの〇〇」を埋めるだけで、あなたの中に一本の軸が通ります。
哲学は難しい理論ではない
「哲学」というと堅苦しく聞こえるかもしれませんが、実際はもっとシンプルです。
それは「自分が何を大事にして生きているか」という信条のことです。
たとえば「正直であること」「約束を守ること」「人を笑顔にすること」
このような考え方も立派な哲学です。
哲学を持つと、判断に迷わなくなります。どんな仕事を引き受けるべきか、どんなお客様に全力を注ぐべきか、何を守るべきかが明確になるのです。
逆に言えば、哲学がない人ほど環境に流されます。
流行や上司の顔色、周囲の評価に揺れ、最終的に「自分が何をしたかったのか」が見えなくなってしまうのです。
哲学を言葉にする勇気
自分の哲学を持つには、まず「なぜ自分はこの仕事を選んだのか」を自問することから始まります。
たとえその答えがまだ曖昧でも構いません。大事なのは、問い続けることです。
哲学とは、決して完成しないものです。経験を重ねるたびに少しずつ形を変えていく「生きる羅針盤」なのです。
たとえば、若いころは「成果を出すこと」が自分の哲学だった人が、歳を重ねて「人を育てること」に変わることもあります。
それでいいのです。変化を恐れず、問い続けることが、哲学を深める唯一の道です。
試練の時こそ哲学が試される
順調なときは誰でも前を向けます。問題は、結果が出ないとき、誤解されたとき、孤独を感じるときです。
そんな時に支えになるのが、自分の哲学です。
「なぜこの仕事をしているのか」
「なぜこの努力を続けるのか」
その答えを持つ人は、どんな困難にも折れません。
哲学を持つ人は強い
哲学を持つ人は、環境に振り回されません。
上司が変わっても、ルールが変わっても、景気が悪くなっても、自分の根っこがあるからです。
この「根っこ」を持つ人は、結果的に信頼されます。
ブレない人に人は集まり、仕事もチャンスも引き寄せられるのです。
逆に、何かトラブルが起こるたびに考え方がコロコロ変わる人は、信用を失います。
哲学を持つというのは、単なる理屈ではなく「人としての一貫性」を持つということでもあります。
自分の言葉で語れる哲学を
あなたの哲学は、誰かに与えられるものではありません。
会社の理念でも、上司の指示でもなく、「あなた自身が信じたいと思う生き方」から生まれます。
「自分は〇〇のためにこの仕事をしている」
「なぜならば〇〇をするためである」
「そしてその結果〇〇があっても私は負けることはない」
この文章を、今日一度だけでいいのでノートに書いてみてください。
それが、あなた自身の哲学を形にする最初の一歩になります。
