お客さんが喜んだことの自慢話が、営業の軸になる理由

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたは最近、「自分は何も成し遂げていない」
そんな感覚に包まれていたのではないでしょうか?

数字は未達、上司の視線は重く、次の一手も見えない。
その結果、自分には語れる実績がないと感じていたと思います。

しかし、ここで一度立ち止まって考えてみてください。
本当に、何もなかったのでしょうか。

私はこれまで、「お客さんに貢献できたネタ」というテーマで、何本か話すことができます。

自分から自慢げに話すことはありません。
しかし、その一つひとつが、迷ったときの指針になり、静かな自信になっています。

なぜ「お客さんが喜んだ話」が思い出せないのか

それは成功体験を「数字」や「評価」と結びつけすぎているからです。

売上が上がった、表彰された、上司に褒められた
それだけを成功と定義すると、お客さんの表情や言葉は、記憶からこぼれ落ちていきます。

しかし、実際に信頼を積み上げているのは、提案の工夫
一言のフォロー、約束を守った積み重ね
そういった地味な行動です。

ですので、お客さんが喜んだ経験は、誰の中にも必ず眠っているのです。

自慢話は「話すため」ではなく「整えるため」にある

ここで一つ、提案があります。

まるでラジオパーソナリティになったかのように、5〜10分間、
「お客さんが喜んでくれた話」
を一人で語れるように、シナリオを作ってみてください。

ポイントは三つです。

・状況は何だったのか
・自分は何を考えて、どんな行動を取ったのか
・お客さんはどう反応したのか

上手く話そうとしなくて構いません。
感情を盛る必要もありません。

事実を、順番に並べるだけです。

これをやっても、すぐに数字が上がるわけではありません。
しかし、判断の軸が生まれるため、次の行動が迷わなくなります。

エピソードは「畜肉」になる

芸人がエピソードトークを持っている理由は、笑いを取るためだけではありません。
いざという場面で、自分を支える土台になるからです。

営業も同じです。お客さんが喜んだ話は、再現可能な行動の集合体です。

逆に言うと、これを一つも言語化できていない状態では、行動は偶然に頼るしかなく、安定した成果になりえないのです。

成績が出ない時期こそ、過去に戻る

もし今、苦しいのであれば、未来を無理に描こうとしなくていい。
過去に戻ってください。

お客さんが「助かった」「ありがとう」「あなたに頼んでよかった」
そう言ってくれた瞬間を、丁寧に拾い上げてください。

あなたは、お客さんのために考え、行動したことがあったのではないでしょうか?

その記憶は、今のあなたを責める材料ではなく、これからのあなたを導くコンパスです。