社内営業の極意は“礼儀”にあり!信頼を生む仕事術の基本

こんにちは。
毛利まさるです。

「あの人、なんか苦手だな…」そんなふうに思われた経験はありませんか?

社内で顔を合わせる機会が多いにもかかわらず、なぜか距離が縮まらない。
特別な理由があるわけでもないのに、あの人とは話しにくい。
そんな経験、あなたにもあるのではないでしょうか?

実はその原因、案外シンプルなところにあるかもしれません。そう、「礼儀」です。

「礼儀なんて、そんな当たり前のこと」と思うかもしれません。
たしかに当たり前です。
ですけど、だからこそ軽視されがちで、結果として“社内営業”において致命的な影響を及ぼすことになるのです。

社内営業における“礼儀”の意味

社内営業という言葉をご存知でしょうか?

これは、社内の人間関係や信頼を築くための行動全般を指します。
仕事の成果を出すうえで、社外へのアプローチ以上に重要になる場面も少なくありません。

そして、その社内営業の土台となるのが「礼儀」です。

礼儀とは、ただ「挨拶をする」「敬語を使う」という形式的な行為を指しているわけではありません。
相手を思いやる気持ち、相手の立場に配慮する姿勢、そのすべてが礼儀の中に含まれています。

顔を合わせる機会が多いからこそ、ボロが出る

社内では、同じ部署の人だけでなく、他部署、総務、人事、経理…
さまざまな人と日常的に顔を合わせます。
そしてここで重要になるのが「ザイオンス効果(単純接触効果)」です。

これは、「人は何度も接する相手に対して親近感を持ちやすくなる」という心理効果ですけど、
逆にいうと、礼儀を欠いたまま何度も顔を合わせると、不快感も積み重なっていくのです。

つまり、礼儀がないと、ザイオンス効果が“逆効果”として働いてしまうのです。

礼儀は、言葉よりも“行動”に出る

「いつもありがとうございます」なんて言葉を口では言っていても、資料の提出が遅れる、
相手の話を聞かない、感謝のメールが一切ない――そんな人は、すぐに見抜かれます。

本当に礼儀がある人というのは、「感謝を態度で表す人」です。

たとえば、他部署に急な依頼をするときに
「お忙しいところ恐縮です。ご無理を承知でお願いしています」と一言添える。
それだけで、印象はまるで違います。

礼儀は“効率”の敵ではない

「そんな丁寧なやり取り、時間のムダだよ」という声も聞こえてきそうです。

しかし、長い目で見れば、礼儀正しい人ほど、仕事がスムーズに進むというのが現実です。

頼みごとが通りやすくなったり、ちょっとしたトラブルでも協力を得られたり。
これは一朝一夕で築けるものではありませんけど、日々の礼儀の積み重ねが大きな差を生むのです。

あなたの“社内営業力”を上げる一歩目

それでは、明日から何をすればよいか?答えはシンプルです。

まずは、
「相手の名前を呼ぶ」
「きちんと目を見る」
「感謝を言葉にする」
この3つを意識してみてください。

そして、礼儀を“義務”としてではなく、“習慣”として身につけること。

それが、あなたの信頼の貯金となり、将来の大きな武器になります。