社内営業の極意は“ありがとう”にあり!感謝が巡る職場が強い理由とは

こんにちは。
毛利まさるです。

感謝の気持ちを伝えたいのに、うまく言葉にできないことはありませんか?

日々の忙しさに追われていると、「ありがとう」と思っていても、
それを言葉にして伝えるタイミングを逃してしまうことがありますよね。}
照れくさかったり、今さら感もあったり…。

しかし、そんなちょっとした「伝えそびれ」が積み重なると、人間関係に大きな差が生まれてしまうのです。

特に社内営業においては、この「感謝の気持ちを伝える力」が、とても大切なスキルのひとつになります。
なぜなら、社内の関係が円滑であるかどうかが、あなたの仕事の進み具合に大きく関わってくるからです。

「この世界は誰かの仕事で成り立っている」

これは、缶コーヒーのBOSSのCMでもおなじみのフレーズですね。
まさにこの一言に、感謝の本質が詰まっていると私は思います。

たとえば、あなたが今食べているおにぎり一つにしても、
お米を育てた農家さんがいて、精米し、運び、小売店で並べる人がいて、そして買ってくるあなたがいる。
それを炊く炊飯器を作ったメーカーさんがいて、電気を供給してくれる電力会社がある。

そう考えると、あらゆる行動が「誰かの仕事」の上に成り立っているわけです。

つまり、あなたの今日の仕事が順調だったのなら、それはあなた一人の力ではないということです。
誰かが関わってくれたから、今日も無事に過ごせた。それを認識することが、「感謝のはじまり」なのです。

感謝を伝えることが、社内営業の第一歩

社内営業とは、言い換えれば「自分の仕事がしやすい環境を自分で整えていくこと」です。
その最も基本で、最も効果的な方法が「感謝を伝えること」なのです。

たとえば、あなたの提案書を短時間でチェックしてくれた上司。定時後に資料を手伝ってくれた同僚。
いつも気持ちよく挨拶してくれる受付の方。こういった方々に、
ただ一言「助かりました。ありがとうございます」と伝えるだけで、あなたの印象は確実に変わります。

そしてそれは、ただの礼儀ではありません。
相手にとっても「自分の仕事が誰かの役に立った」と実感できる機会になるのです。
お互いにとって、気持ちの良い循環が生まれる。これが社内営業の本質です。

照れずに伝えるには「事実ベース」で

感謝を伝えるとき、つい照れてしまって「いや、別にそんな…」とごまかしてしまう方も多いと思います。
私も昔はそうでした。相手が同僚であればあるほど、照れが先に出てしまうものです。

そんな時におすすめなのが、「事実ベースで伝える」こと。

たとえば、

「昨日の会議、〇〇さんが意見を出してくれたおかげで、話がスムーズに進みました。ありがとうございました。」

このように、具体的な出来事を交えて伝えると、感謝の言葉が自然に相手に届きます。
そして何よりも「わざとらしくない」ので、歯の浮くセリフにならないのです。

感謝が循環するチームは強い

不思議なことに、感謝の言葉が行き交うチームは、業務のスピードも成果も高くなる傾向があります。
なぜなら、感謝は相手の存在を認める行為であり、それが信頼関係を育むからです。

信頼のあるチームでは、助け合いや連携が自然と生まれ、トラブルも最小限で済みます。
つまり、感謝を「伝える」ことは、チーム力そのものを底上げする行動でもあるのです。

感謝はあなたの価値を上げる最強ツール

「ありがとう」と伝えることにコストはかかりません。
時間も、ほとんど必要ありません。なのに、得られるものはとても大きい。
特に社内営業という観点では、日常の何気ない一言が、あなたの価値を何倍にもしてくれるのです。

逆に、どんなにスキルがあっても「ありがとう」と言わない人は、知らず知らずのうちに周囲から距離を置かれるようになります。
それは本当にもったいないことです。