
こんにちは。
毛利まさるです。
「なんで自分ばっかりこんな仕事を…」と思ったこと、ありませんか?
仕事をしていると、どうしてもモヤモヤすることってありますよね。
「こんな雑用、誰がやってもいいじゃないか」
「もっと重要な仕事を任せてほしいのに」
そんな風に、今の自分のレジデンス(立場や役割)が腑に落ちないこと、ありませんか?
でも、そこでただ不満を抱えているだけでは、何も変わりません。
今日はそんなときにちょっと違う角度から考えてみるヒントをご紹介します。
それは、将棋の駒で考えてみることです。
将棋の駒は好きな場所に置いていい。でも、勝つために最善手を選ぶ
将棋というゲームには、ある独特のルールがありますよね。
相手の駒を取ったら、それを「持ち駒」として、自分の好きな場所に配置できる。それも自分の番で。
でもここで、「好きな場所に置ける」からといって、テキトーにポーンと置く人はいませんよね。
当然、勝つための戦略を考えて、どこに置けば最も効果的かを判断します。
つまり、駒の配置には意味があるのです。
会社も、これと似ています。
たとえばあなたにある仕事が振られたとしましょう。
その時、「何で自分が…」と思うかもしれません。
でも、その配置には意味があると考えてみてください。
上司が戦略的に考えていない?それでも自分で意味を見出す
ここであなたはこう思うかもしれません。
「いやいや、うちの上司は将棋のように戦略的に考えてませんって。
とりあえず目の前の人に振ってるだけですよ」と。
実は正直に言います。
おそらくその勘は当たってます。
現場はいつも戦略どころではありません。
人が足りない、納期が迫っている、
予算がない…そんな現実の中で、深い戦略なんて吹き飛ぶこともあります。
しかし、ここで大事なことをお伝えします。
「それでもいいんです。自分で意味を見出せばいいんです。」
自分に与えられた仕事に意味を見出すのは、上司でも会社でもなく、あなた自身の役割なのです。
「真実」でなくていい、「納得できる物語」を自分の中に持とう
あなたが任された仕事に意味があるかどうか、それは実際の真実かどうかよりも、「あなたがどう受け止めるか」が重要なのです。
仕事というのは、自分自身が納得できる理由があると、人は力を発揮します。
つまり、「この仕事をこなすことで、自分の弱点が鍛えられているかもしれない」とか、
「このポジションから全体が見えるようになる」とか、
自分なりの解釈を持つことが、自分の力になるのです。
だからこそ、将棋の駒になった気分で考えてみてください。
自分が今いる場所に意味を与えて、最善手の位置にいると信じること。
そうすれば、今のレジデンスに誇りが持てるようになります。
将棋の駒は、時に「成る」ことができる
将棋の駒には、もうひとつ面白い特徴があります。
そう、「成る」ということ。歩は金になるし、角や飛車もより強力な動きができるようになる。
つまり、配置された後も進化できるのです。
今のあなたの立ち位置は、もしかすると歩かもしれません。
しかし、その場所で経験を積み、価値を磨けば、「金」にも「龍王」にもなれるのです。
だからこそ、今の位置に意味を見出し、自分を「成らせる」こと。
これが、社会人としての成長戦略と言えるのではないでしょうか?