週1時間の“想像習慣”が心を支える

こんにちは。
毛利まさるです。

「週に一回は未来を妄想する」というレジリエンスな習慣

「気づけばまた金曜日。今週も仕事に追われて終わった」
「休みの日は寝るだけで、気づいたら夜になっている」

そんな毎日を送っていないでしょうか?

もちろん、忙しい日々のなかで心も体も疲れてしまうのは当たり前です。

だからこそ、土曜や日曜は思いきり寝たい、何も考えずに過ごしたい。

その気持ちはよくわかります。私も、心が疲れているときは「何もしたくない症候群」になります。

しかし、それが何週間も続いてしまったらどうでしょう?

きっと、どこかでふとこう思うはずです。

「このままの生活で、自分はどこに向かっているんだろう?」

「未来」は、妄想でいいんです

ここで大切なのが、“週に一回だけ”でいいので未来のことを考えるという時間を持つこと。

ポイントは「正確な未来を描こうとしなくていい」ということです。

将来の予測を立てたり、具体的な計画を立てるのではありません。

「こんなふうに働いていたら楽しそう」
「この仕事がもっとこんな形になっていたら面白いかも」

そんな妄想レベルでの未来のイメージを、ほんの1時間でいいので持ってみてほしいのです。

妄想から始まる「今の意味づけ」

不思議なことに、未来のことを考えると、自然と今の行動の意味づけができるようになります。

「なんでこんなに忙しい仕事を頑張っているんだっけ?」
「この資料作成、何の役に立つんだろう?」

そんな疑問に直面することはありませんか?

未来について妄想していないと、こういう問いに対して「なんとなく」「上司に怒られるから」といった理由しか出てこなくなります。

それでは、行動と意義が分断されてしまうのです。

しかし、未来を思い浮かべる習慣があると、

「この仕事、将来ああいう分野につながるかも」
「この人脈、将来の自分にとって大きな資産になるかも」

そんなふうに、今の一つひとつのタスクに“伏線”が張れるようになります。

自分のなかに「つながり」を取り戻す

未来を考えるというのは、自分の内面と対話する時間でもあります。

「今のままでいいのか」
「やりたいことって何だったっけ?」

こういった問いに対して答えを出すのではなく、問いを持つだけでも価値があるのです。

この“問いを持ち続ける”ことこそが、実はレジリエンスの鍵。

変化の激しい時代において、ただ受け身で仕事をこなしていると、ふとした瞬間に心が折れてしまいます。

しかし、「私はこういう未来に向かって今を生きているんだ」という感覚があると、目の前の困難にも立ち向かえるようになります。

それが折れない心=レジリエンスを育てるということなのです。

未来は「心のバッテリー」

“未来を考える”ことは、心のバッテリーを充電する行為とも言えます。

とくに、心が疲れているときは、将来を考えるのがしんどいかもしれません。

それでも、週に1時間だけでいいのです。

ちょっとずつ、少しずつ。

そんな気持ちで、自分の未来のイメージに耳を傾けてみてください。

偉人の言葉から学ぶ未来への視点

ここで紹介したいのは、マザー・テレサの言葉です。

昨日は去りました。明日はまだ来ていません。私たちには今日しかありません。”

この言葉は、今日を大切に生きることの重要性を説いていますけど

同時に「今日」の積み重ねが未来を形づくっていくことも教えてくれます。

未来を妄想しながら、今日を生きる。

それは「今ここ」にエネルギーを宿す一つの方法です。