悔しさと虚しさを力に変えるレジリエンスで切り拓く自分の道

こんにちは。
毛利まさるです。

悔しさと虚しさを越える自分の道を歩むためのレジリエンス

仕事をしていると、心の奥底に突き刺さるような悔しさや、自分の力不足を痛感するような虚しさを感じる瞬間があります。

「自分はもっとやれるはずなのに…」
「なぜあの人が評価されて、自分はされないのか…」

そんな気持ちを抱えたまま日々を過ごすのは、正直つらいものです。

しかし、この感情をただ押し殺してしまうのではなく、前に進むエネルギーに変えることができれば、人生の大きな転機になります。
その鍵となるのが、レジリエンス(逆境から立ち直る力)です。

会社への過度な期待を手放す

まず知っておきたいのは、会社は「正義」や「公平」だけで動く組織ではないという現実です。

人事には好き嫌いが影響することもありますし、「これはうまくいかないのでは?」と思う方針や施策を、
上からの指示で実行しなければならない場面もあります。

ここで「なぜ会社はこんなことをするのか」と怒りや落胆を抱えても、状況は変わりません。

むしろ心のエネルギーを消耗するだけです。

だからこそ、会社に過度な期待を持つのではなく、「自分が信じる価値観」と「自分ができること」に軸足を置くことが大切です。

信じる道を進むという選択

悔しさや虚しさを感じたとき、多くの人は「環境が変われば状況も良くなる」と考えがちです。

もちろん環境を変える選択も時には必要です。

しかし、それ以上に重要なのは、自分の中に揺るがない軸を持ち、それに沿って行動を積み重ねることです。

それは派手な改革や一発逆転の行動ではなく、目の前の業務を粛々と、そして誠実にやり遂げることから始まります。
こうした姿勢は時間をかけて周囲に伝わり、結果的に自分の道を切り拓く力になります。

レジリエンスは小さな行動から育つ

レジリエンスは、何か特別な訓練をしなければ身につかないものではありません。
日々の小さな行動が、その土台を作ります。

例えば以下のようなことです。

  • 感情を一晩寝かせてから行動する
  • 自分でコントロールできる範囲に集中する
  • 過去の成功体験をメモに残しておく

これらは一見地味ですが、悔しさや虚しさを感じた時に、自分を立て直す支えになります。

悔しさを原動力に変える

悔しさは、放置すれば心をすり減らす毒になります。

しかし、それを「見返してやる」という静かな決意に変えれば、強力な原動力になります。

ポイントは、感情を外にぶつけるのではなく、自分の行動や成長に向けることです。

歴史上の偉人や成功者の多くも、挫折や悔しさを経験しています。
たとえば、スティーブ・ジョブズははこう言っています。

Stay hungry, stay foolish
ハングリー精神を忘れず、愚か者でいよう

Steve Jobs to 2005 graduates

虚しさとどう向き合うか

虚しさは、期待と現実の差から生まれます。理想とする働き方や評価と、現実の環境が大きく異なると、人は虚しさを感じます。

この感情と向き合うには、「自分のゴール」を会社の評価軸に完全に依存しないことです。

評価や昇進は一つの成果ではありますが、それが唯一の指標になると、コントロールできない外的要因に振り回されてしまいます。

代わりに、自分の成長度合いや、誰かの役に立った実感といった、自分で確かめられる指標を持つことが大切です。

まとめ

悔しさと虚しさは、避けることのできない感情です。
しかし、それを自分の成長の燃料に変えるか、心を削るだけの毒にするかは、自分の選択次第です。

会社に過度な期待をせず、自分の信じる道を進む覚悟を持ち、日々の行動を積み重ねる。
これこそがレジリエンスを高め、自分の人生を主体的に生きる力につながります。