自分のサクセスストーリーを妄想せよ:レジリエンスを高める“心の脚本術”

こんにちは。
毛利まさるです。

「また失敗した…」
「自分には何もないんじゃないか」

そんなふうに感じてしまう夜、ありませんか?

落ち込んだとき、人は自分の未来を“真っ暗なもの”として妄想します。
何をやってもうまくいかない、どうせこの先も変わらない。

であるものの、その“妄想”ができるということは、
逆に言えば、あなたは「想像力がある」ということでもあるのです。
だったら、その想像力、未来のサクセスストーリーに使ってみませんか?

妄想は、メンタルのストレッチになる

これは私が本気でおすすめしたい“習慣”なのです。
もしあなたに一人の時間があるなら、ぜひ自分のサクセスストーリーを妄想してみてください。

ポイントは、ちょっと気持ち悪いくらいでちょうどいいのです。

「いやー、自分スゴいな…」ってニタニタしてしまうくらいがベストです。

成功して、周囲から評価されて、好きな人たちと笑い合って、やりたかったことを実現して…。
できるだけ細かく、できるだけリアルに、“その未来の自分”を妄想してください。
これ、ただの願望ではなく、立派なレジリエンスのトレーニングなのです。

想像の中で自分を立て直せる人は、現実でも立ち直れる

「そんな妄想しても意味ないでしょ」と思われるかもしれません。

しかし、あなたが落ち込んでいるときに抱く“最悪な未来”だって、実は同じ妄想です。
なのに、それはリアルに信じてしまう。だったら、“最高の未来”も妄想していいはずなんです。

人の脳は、イメージに強く反応します。
それも、ネガティブよりポジティブの方が持続力に影響を与えるという研究もあります。
つまり、いい妄想は“自分を立ち直らせる燃料”になるのです。

壁があるシーンも忘れずに盛り込むのがコツ

「ずっと順調で成功一直線」みたいなストーリーにはリアリティがありません。

むしろ、途中でうまくいかなくなる場面、悔し涙を流す場面、孤独を感じる場面
そういう部分も妄想の中に含めてください。

そのうえで、「それでも立ち上がって、今の自分がある」という着地をさせる。
これが、心に効くストーリーになります。

ストーリーというのは、成功だけじゃなく、”どう乗り越えたか”があるからこそ価値がある。

それはまるで、自分だけの映画の脚本を描くようなものです。

レジリエンスは、“未来の自分を信じる力”

レジリエンスとは、ただ我慢することではありません。
自分が「また戻ってこれる」「また前に進める」と思える力。

そしてその力は、今の自分が“未来の自分をどれだけ信じているか”によって大きく左右されます。
だからこそ、サクセスストーリーの妄想は意味があるのです。

あなたが自分で自分を信じるための、ひとつの手段なのです。
ニタニタしながらでいいんです。
周りから見たら、ちょっと気持ち悪いかもしれません。

しかし、自分の心を立て直せるのは、最終的に自分しかいません。