不安を感じたときの対処法 方法論が見えれば心は落ち着く

こんにちは。 毛利まさるです。

「なんか不安だなぁ……」

そんなモヤモヤとした気持ちに飲み込まれてしまい、なかなか行動に移せなかったことはありませんか?

たとえば、新しい部署に配属されたとき。
初めての商談に臨む前。
上司から「明日のプレゼン、よろしく」と突然任されたとき。

頭では「やるしかない」とわかっているのに、心がついていかない。
そんな経験、あなたにもあるはずです。

実はその不安、あなたの性格の問題ではありません。

方法論が見えていないだけなのです。

不安の正体とは?

不安という感情は、「先が読めない」ときに起きるものです。

どんなに優秀な人でも、未知の状況に飛び込むと不安を感じます。

しかし、その不安の正体をよく見てみると、
「自分が何をすればいいかわからない」という一点に集約されることがほとんどです。

つまり、不安をゼロにする必要はないんです。

セールストークで言えば、相手が抱える課題に答えが見えてきた瞬間、不安はすーっと軽くなりますよね?

それと同じで、自分自身に対しても、具体的な「打ち手」が見えるだけで、
驚くほど心は落ち着いていきます。

不安を感じたらやるべきこと

「不安を感じたときに、不安をなくそうとする」

これは、多くの人がやってしまう間違いです。

不安なときほど、まずやるべきことは「不安の中身を分解すること」です。

たとえばこんなふうに。

  • プレゼンが不安 → なぜ? → 内容がまとまっていない/上司の期待がわからない/時間配分が読めない
  • 商談が怖い → なぜ? → 相手の情報が足りない/うまく説明できるか不安/質問されたら答えられるか自信がない

こうやって不安を因数分解すると、意外と「やるべきこと」が見えてきます。

対応策は、一気にじゃなくて一歩ずつでいい

「原因がわかった。じゃあ全部すぐに解決しよう!」

……なんて思わなくて大丈夫です。

不安は“根絶”ではなく、“飼い慣らす”もの。

一気に全部対応しようとする方が、かえって焦ってしまいます。

だからこそ、分解した原因の中から、「今すぐできそうなこと」をひとつ選んで、まずはそこから着手してみてください。

それが一歩踏み出すということです。

「不安な気持ち」は消すのではなく、整える

「不安があること自体がダメ」と思い込んでいませんか?

実は、不安があるからこそ人は準備をします。
失敗を防ごうと行動します。

だから、不安はあなたの敵ではなく、味方です。

大切なのは、「今、自分はなぜ不安なのか」を自分で理解しておくことです。
そして、その感情にふたをするのではなく、方法論という武器で整理することなのです。