
こんにちは。
毛利まさるです。
自分の口癖が心と周りに与える影響
あなたは普段、自分がどんな口癖を使っているか意識したことがありますか?
私たちは毎日の会話の中で、思っている以上に無意識に同じ言葉を繰り返しています。
そして、その繰り返しの言葉が、自分自身の気持ちや周りの人の雰囲気に少なからず影響を与えているのです。
たとえば、気持ちが落ち込んだときや疲れているときに「面倒だなぁ~」「だるいなぁ~」とつい口にしてしまう。
本人にとっては何気ない言葉かもしれません。
しかし、それを聞いた周りの人はどう感じるでしょうか。
おそらく「この人は疲れている」「一緒にいてもしんどい」と受け取られてしまいます。
つまり、口癖は自分の内面を表現するだけでなく、周囲に影響を与えるメッセージでもあるのです。
口癖を調べる方法
自分の口癖を知るにはどうしたらよいのでしょうか。
おすすめは「自分の会話を録音して文字起こししてみること」です。
会議や雑談、あるいは独り言でもいいので、自分が日常的に使っている言葉を客観的に見てみましょう。
文字として並んだ自分の言葉を眺めると、思った以上に特定のフレーズが繰り返されていることに気づきます。
特に語尾のパターンは顕著です。
「~だるい」「~やりたくない」が多い人は、その口癖が自分の気持ちを縛っている可能性があります。
逆に「~やってみよう」「~面白そう」が多ければ、自然と前向きな行動ができるでしょう。
ネガティブな口癖が生むもの
口癖は習慣です。そして習慣は思考をつくり、思考は行動を決め、行動は人生を形づくります。
だからこそ「ネガティブな口癖」を放置してはいけません。
「面倒だなぁ~」とつぶやくと、脳は「面倒だからやらない理由」を探し始めます。
すると本来ならできることも手をつけなくなり、結果として自己評価が下がります。
さらにその姿勢が周囲に伝わり「頼みにくい人」「やる気のない人」という評価につながる危険もあります。
つまりネガティブな口癖は、自分のレジリエンスを削るだけでなく、周囲の信頼も失ってしまうのです。
口癖を変えてレジリエンスを高める
ではどうすればよいのでしょうか。答えはシンプルです。口癖を意識して変えることです。
「だるいなぁ~」と言いたくなったら「よし、おもしろくなってきた」と言い換える。
「面倒だなぁ~」を「やりがいがある」と変える。最初は不自然に感じるかもしれません。
しかし、繰り返すうちに脳は「これはポジティブな行動だ」と認識し始めます。
自分の口癖を調べてみることは、気持ちの落ち込みや周囲への影響を客観的に把握するための有効な方法です。
ネガティブな口癖は気分を沈ませ、周囲の空気も悪くします。
しかし、意識してポジティブな口癖に変えることで、自分の内面も周囲の雰囲気も前向きに変わります。
レジリエンスを高める第一歩は、日常の小さな言葉から始まるのです。





