歩き続ける人だけが目的地に至る──ローマの道から学ぶ仕事術

こんにちは。
毛利まさるです。

すべての道はローマに通じるというレジリエンスの考え方

あなたは将来どうなりたいのかを、漠然とでもイメージしていますか?

「まだ具体的には考えていない」と答える人も多いでしょう。
であるものの、たとえ曖昧でも将来像を文字にしておくことをお勧めします。

なぜなら、それが「道」を形づくるからです。

古代ローマ時代には「すべての道はローマに通じる」という言葉がありました。

これは交通網としての実際の事実を示すだけでなく、象徴的に「どんな道も最終的には目的地に至る」という意味でも使われます。

この発想を自分の人生やキャリアに重ね合わせると、レジリエンスを高める強力な視点となるのです。

道が見えることで心が折れにくくなる

将来像を持っている人は、途中で失敗しても「この経験は目的地につながるための肥料だ」と考えることができます。

逆に、目的が曖昧なままでは、失敗を「ただの無駄」と感じてしまいます。

「すべての道はローマに通じる」と信じることで、たとえ寄り道や遠回りをしても「これも道の一部」と受け止められるのです。

この柔軟な姿勢こそが、困難に立ち向かう力、つまりレジリエンスを支える基盤となります。

道があっても歩かなければ意味がない

ここで忘れてはいけないのは「歩き続けること」です。
どれだけ道が整っていても、一歩も踏み出さなければ目的地に到達することはできません。

これは仕事や人生における本質そのものです。

「すべての道はローマに通じる」という言葉を自分の中で育てても、行動を起こさなければただの空想にすぎません。
大切なのは「今日の一歩」を積み重ねること。小さな一歩でも歩き続けることで、必ず目的地に近づくことができます。

レジリエンスを鍛えるための「道の再定義」

ここで考えたいのは、「失敗や挫折も道の一部」と捉える習慣です。

たとえば大きな契約に失敗したとしても、それは「次に備えるための経験」という位置づけができます。
逆に失敗を「終わり」と解釈してしまえば、道はそこで途絶えてしまいます。

「すべての道はローマに通じる」という言葉は、単なる歴史的な比喩ではなく、私たちの人生や仕事においても強い意味を持ちます。

将来の目的を明確に持ち、それを文字にして心に刻む。
失敗も寄り道も「道の一部」と捉え、歩き続ける。そうすれば、あなたのレジリエンスは確実に強化されます。