失敗を糧にできる人とそうでない人の違い

こんにちは。
毛利まさるです。

突然ですけどあなたは
失敗を糧にできる人とそうでない人の違いは何だと思いますか?

多くの要因があるでしょうけど
今回はその中の一つをお伝えします。

それは物事を「点」ではなく「線」で捉えられるかどうかです。

これを「時間軸を持つ視点」と私は紹介します。

例えば、学生時代のテストを思い出してください。
中間テストで悪い点数を取ったからといって
最終的な成績が決まるわけではありません。

最終的に、入試で良い点を取ることが目標であれば
中間テストの結果はそのための「通過点」に過ぎません。

ですので、中間テストの成績が悪かったとしても
「自分は勉強が苦手なんだ」と落ち込むのではなく
何ができていなかったのかを見直し、勉強方法を改善すれば良いだけです。

このように、時間軸を持って事象を「線」で捉えられるようになると
失敗を経験として活かしやすくなります。

仕事においても、目の前の失敗を冷静に受け止め
次の改善策へとつなげる姿勢が身につきます。

では、セールスの仕事において
この「時間軸を持つ視点」をどう活かせばよいのでしょうか?

たとえば、新規顧客への提案がうまくいかなかった場合
失敗を一つの「点」として捉えてしまうと
「自分はこの仕事に向いていない」と自己評価を下げてしまいます。

ですけど、「線」の視点を持ち、時間軸に沿って失敗を分析すれば
「今の提案方法では顧客に響かなかったけれど
次は違うアプローチを試してみよう」
と前向きに考えることができます。

どんな優れたセールスパーソンでも
全ての提案が成功するわけではありません。

むしろ、失敗を経て成長することで、その経験が次の成功への糧となるのです。

失敗を「点」ではなく「線」で捉えられる人は
感情に振り回されにくくなります。

失敗は決して気持ちの良いものではありませんけど
それが長期的な成長の一部であると理解していれば
短期的な挫折にも耐えられるのです。

逆に言うと、失敗を「点」としてしか見られないと
その瞬間の感情に引きずられ、次の行動に影響が出てしまいます。

たとえば、ある商談で断られた経験を
「ただの一つの経験」として受け入れれば
次の商談にも積極的に臨めるようになります。

しかし、もし「この商談で失敗したからもううまくいかないかもしれない」
と思い込んでしまうと、次の機会にも消極的になってしまいます。

このように、失敗を「点」ではなく「線」で捉え
時間軸に沿って自己成長のプロセスを楽しむ姿勢を身につけることで
失敗から学び、それを糧にして次の成功へとつなげられるのです。

ぜひおためしください。