失敗した時の捉え方で損をする

こんにちは。
毛利まさるです。

「全力で取り組んだのに、うまくいかなかった…」

時間も情熱も注ぎ込んだのに、思うような成果が出なかった。
そんな瞬間、心に重たくのしかかるのは
自分への失望”かもしれません。

誰しも、失敗という言葉に対して
ネガティブな感情を抱きやすいものです。

しかし、その一度の失敗が、
あなたの人生の価値を下げることは決してありません。

むしろ、その失敗の捉え方こそが、あなたの今後の成長を左右するのです。

「レジリエンス」困難や逆境に直面したとき、
それを乗り越える力。ビジネスの現場でも、
プライベートでも、この力がある人ほど結果を出しやすく、
信頼も集まりやすいと言われています。

そして、このレジリエンスを高める鍵の一つが、
「失敗との向き合い方」にあります。

もし、あなたが本気で、
誠実に、そして自分なりのベストを尽くして取り組んだにも関わらず、
結果として失敗に終わってしまったのだとしたら
それは、スキルや経験がまだ足りなかったという、
ただそれだけのことかもしれません。

つまり、あなたにはまだ伸びしろがあるということです。
決して、あなた自身が否定されたわけではないのです。

一方で、少しでも「ラクして成果を出したい」
「どうにかズルをしてでも成功したい」
といったよこしまな心があった場合、
それによって失敗したのであれば、
それはあなたの「マインド」を改善する点があったということです。

つまり、「誠実さ」や「本気度」が問われたのだと受け止めるべきです。

どちらの場合にしても、
失敗があなたにもたらしてくれるものは、
単なる敗北感ではありません。

それは「気づき」であり、「学び」であり、
「変わるためのヒント」なのです。

人は痛みや悔しさを通して、自分の中にある本当の価値観や、
改善すべき課題と出会います。

そこに気づけた時点で、すでに人として一歩前に進んでいるのです。

たとえば、セールスの場面で成約できなかったとき、
何が悪かったのかを考える機会になります。

言葉の選び方だったのか、表情や声のトーンだったのか、
それとも相手の本音を引き出せなかったのか。

こうして振り返る習慣こそが、
レジリエンスを育て、あなたのセールス力を確実に向上させるのです。

また、失敗に対して「なぜ自分ばかり…」と落ち込むのではなく、
「これは人間としての経験値が増えた」
と思う視点を持つことが大切です。

RPGのゲームの主人公のように、
戦って経験値を積まなければキャラクターは強くなりません。

失敗もまた、人生というゲームの中で
あなたをレベルアップさせるための貴重な戦いなのです。

失敗はあなたを壊すものではありません。
むしろ、あなたをつくり上げる材料なのです。

そして、何よりも大切なのは、
その失敗を「意味のあるものにする」と決める、
あなた自身の意志です。