
こんにちは。
毛利まさるです。
「どうしてあの人は、あんなに早く成果を出せるんだろう?」
そんなふうに感じた経験はありませんか?
同じような時間を過ごしているはずなのに、
気がつけば実績も評価も周囲の信頼も大きく開いている。
自分も頑張っているつもりなのに、結果に差がついてしまう。
この現実は、多くの人にとって痛みを伴うものでしょう。
しかし、それには明確な理由があります。
それは
「毎日、ちょっとした改善を発見し続けているかどうか」
の違いです。
成長する人は、特別な天才でもなければ、
非人間的な努力家でもありません。
彼らの共通点は、日々の行動の中から小さな反省点を拾い上げ、
それを明日の改善に繋げているという点です。
そして、それを積み重ねる力こそが、圧倒的な差を生むのです。
たとえば、夏休みの宿題を思い出してみてください。
計画的にコツコツ進めた人は、
最終日に追い込まれることなく、
余裕すら持って夏休みを終えます。
一方で、毎日サボってしまった人は、
終盤に地獄を見ることになります。
たった40日間の違いで、ここまで大きな結果の差が出るのです。
これは学生時代の話であるものの、
社会人になるとこの“日々の小さな差”が、
とんでもないレベルで積み重なっていきます。
たとえばセールスの世界で、
毎日「今日は何がうまくいったか?」
「どこが課題だったか?」
と短くても自分の行動を振り返り、
その都度少しだけでも修正を加えている人は、
1ヶ月後、半年後には大きな改善の山を築いているのです。
では、どうすれば毎日改善を見つけられるのでしょうか?
その鍵は「反省する習慣」を持つことにあります。
反省とは、何も落ち込むためのものではありません。
「今日はなんとなく終わった」で流してしまわず、
「あのとき、別の言い回しの方が相手に伝わったかもしれない」
「提案のタイミングが少し早かったな」と、
自分の行動を軽くなぞるだけでも違います。
自分にダメ出しをするのではなく、
「次はもっとこうしてみよう」
と思えるかどうかがすべてなのです。
大丈夫です。
私もかつては夏休みの宿題を
最終日に泣きながらやっていた人間です。
一夜漬けにかける集中力には自信がありました。
しかし、それでは本質的な成長には繋がらないことを、
大人になって痛感しました。
とくにセールスのように、
「信頼」と「成果」がすべての世界では、
一夜漬けで築ける関係性や実績など存在しません。
だからこそ、
「毎日ちょっとだけ振り返る」
「毎日ちょっとだけ修正する」
このサイクルを習慣化することが、
あなたのキャリアを大きく変える第一歩なのです。
日々の行動をほんの少し改善し続ける人こそが、
最終的に成果を手にする人です。
商談の準備、提案書の構成、相手の表情を読む力、
タイミングを見極める勘、メールの文面ひとつとっても、
改善の余地はどこにでもあります。
毎日少しずつ自分を見直すこと。
それを恥じず、むしろ楽しむこと。
「今日の自分、ちょっとだけ昨日よりいいかも」
と思える瞬間を、大切にすること。
その習慣こそが、
あなたを一流のセールスパーソンへと導いてくれるはずです。