こんにちは。
毛利まさるです。
あなたは、人生で大きなショックや困難に直面し
それが心に深い傷を残した経験はないでしょうか?
その結果、立ち直れないと感じたり
傷を引きずってしまったりしたことがあるかもしれません。
しかし、そんな困難を乗り越える中で
逆に自分が強く成長できたと感じる人もいます。
それは「PTG(Post-Traumatic Growth: 心的外傷後成長)」
と呼ばれるものです。
PTGを経験することで、ただ傷が癒えるだけでなく
より精神的にタフで柔軟な自分へと変化することができるのです。
それでは、どのようにすればPTGを得て
レジリエンスを育むことができるのでしょうか?
漫画や映画の主人公が、困難を乗り越えながら
成長していく姿に学ぶことも多いでしょう。
私たちも同じように、困難をただの苦しみとして受け止めるのではなく
それを成長のきっかけとする意識を持つことで
心の強さを増していくことができるのです。
困難や心の傷は、人生を豊かにする要素ではないかもしれません。
しかし、それらを乗り越えた時に
人は大きな成長を遂げることができるのです。
それは心的外傷が自己理解や人生の価値観を
見直すきっかけとなるからです。
私たちは、普段の生活の中であまり意識することのない
「自己の深い部分」に触れ、真に大切なものや
価値観に気づく機会を与えられるのです。
ですので、PTGを得るためには
心的外傷や困難に対して前向きに取り組むことが重要です。
自分が今まさに苦しい状況にいることを認識し
その経験を通して何を学べるのか
どう成長していくのかを意識することで
心のしなやかさが培われ、レジリエンスが強化されるのです。
受け入れることで、困難に対する抵抗感が少しずつ和らぎ
自分の力でその状況を変えようとする意欲が生まれてきます。
困難な経験は、人生における優先事項や目標の再評価を促します。
その経験を通じて、あなたにとって真に大切なものは何か
自分がどうありたいのかが明確になるのです。
たとえば、誰か大切な人を失った経験を通じて
日々の人間関係の尊さや、自分が誰かに与えられる影響を
見つめ直すことがあるかもしれません。
このように、心的外傷から新たな目標や価値観を見出すことで
自分の成長に繋がります。
「苦しみがあったからこそ、自分が成し遂げるべきものが見えてきた」
と気づくことができれば、心の強さが一層増すのです。
そしてその結果、自分の存在意義を確信でき
レジリエンスが高まるのです。