
こんにちは。
毛利まさるです。
こんにちは。 毛利まさるです。
やることが多すぎて、どこから手をつければいいかわからないことはありませんか?
あれもこれもやらなきゃ。
メールの返信、資料の作成、ミーティングの準備に、報告書の提出。
あまりのタスク量に圧倒されて、結局何も手につかない。そんな経験、きっと誰にでもあるはずです。
焦れば焦るほど、あっちをやりかけてはこっちに手を出し、気づけば中途半端なタスクが山積みに。
一見、手を動かしているようで、実は全然進んでいない。そんな日って、ものすごく疲れますよね。
マルチタスクは“できる人”の証ではない
まず最初に知っておいてほしいのは、マルチタスクが「優秀さ」の証拠ではないということです。
むしろ、複数のことを同時に進めることで、生産性は落ちるという研究結果も出ています。
たとえば、アメリカのスタンフォード大学の研究では、マルチタスクをしている人は、注意力や記憶力が低下し、情報の切り替えにも時間がかかる傾向があるとされています。
https://www.wired.com/2009/08/multitasking/?utm_source=chatgpt.com
つまり、あっちもこっちもやろうとしているうちは、実はどれもうまくいっていない可能性があるということです。
一つずつ終わらせる“シングルタスク”が最強
この状態から抜け出すカギが、一つずつ確実に処理していくという「シングルタスク」の考え方です。
目の前の仕事を一つに絞る。そして、それを“完了させる”ことに集中する。
するとどうなるかというと、不思議と気持ちが軽くなるのです。
終わらせたタスクが一つずつ目に見えるようになると、「やれてる感」が生まれて、気分が前向きになっていきます。
まさにこの感覚が、「仕事術」の本質なんですよね。
タスクリストの優先順位は“時間”ではなく“重さ”
タスクを整理するときにありがちなのが、「締切が近い順」にやることを並べることです。
もちろんそれも一つの手ではあるものの、あえて私がオススメしたいのは、「心理的に重たいものから処理する」ことです。
朝イチに「気が重い仕事」が終わると、その日一日がものすごく軽やかに過ごせます。
反対に、それを後回しにしてしまうと、一日中そのことが頭から離れず、集中力が分散してしまいます。
重たいタスクに手をつけるコツは、最初の一歩をできるだけ小さくすることです。
「メールの文章の冒頭だけ書く」「構成だけ考える」といったように、スタートのハードルを下げてあげるのです。
手を動かすことで、思考はクリアになる
「考えてから動く」よりも、「動きながら考える」。
やることが多いときこそ、頭の中で考え続けるよりも、まずは一つ行動してみることが大切です。
やりかけのタスクが減ると、思考のノイズがなくなり、次の仕事にも集中できる。
これはまさに、シングルタスクの連鎖効果です。