
こんにちは。
毛利まさるです。
「またやっちゃった…」と後悔した経験はありませんか?
たとえば、夜遅くに家系ラーメンを食べて「うまっ!」と一瞬テンションが上がるものの、
その後に重たい眠気が来て、結局何もできずに1日が終わってしまった。
そんな後悔のループにハマったこと、ありませんか?
あるいは仕事でも、「このタスク、今やっておくべきだったな」
「あの時ひとこと言っておけばよかったのに」と、後から振り返って悔しくなる。
そういう経験、誰にでもありますよね。
しかし、その「後悔」を“メモ”として残しておくことで、次の行動に確実に活かすことができるとしたら?
今回は、そんな仕事術についてお話ししたいと思います。
後悔は、最強の「未来予測データ」
私たちは、失敗した時や後悔した時に「もう二度と同じことは繰り返さないぞ!」と心に誓います。
ところが、時間が経つと「喉元過ぎれば熱さを忘れる」。
あっさりと、同じルートをたどってしまうことも少なくありません。
ここで大事なのが、「後悔したときに通った経路」をメモに残すことです。
つまり、「何をして、どうなって、どこで後悔したか」を具体的に書き出す。たとえば私の場合ならこうです。
【例】家系ラーメンルート
- 仕事帰りに疲れていた
- 元気が欲しくてラーメンを選ぶ 家系ラーメンにライスは必須
- 食後、血糖値の急上昇+塩分で眠気
- 気づいたらソファで2時間寝てた
- 何も進まず自己嫌悪
これを見える化しておくだけで、次にラーメン屋の看板を見たときに、「あ、あの時のルートか」と気づけるんです。
後悔を活かせる人は、過去を客観視できる人なんですよね。
予測できる“想定外”を減らそう
「えっ、まさかこんな展開になるなんて…!」
そんなふうに感じた後悔も、実はよくよく振り返ると、事前に想像できたケースが多いんです。
たとえば「打ち合わせの直前に資料を確認しようと思っていたけど、別のトラブルで時間が取れず資料が読み込めなかった」。
これ、起きがちですよね。なのに、なぜか毎回「想定外だった」と思ってしまう。
ここに必要なのが、「未来の自分を想像する力」です。
「この行動をとると、その後自分はどうなるのか?」を一歩先まで妄想しておく。
これができると、“予想外の失敗”は激減します。
メモの形式は自由でいい
ここまで読んで、「そんな毎回反省メモなんて、めんどくさいよ…」と思うかもしれません。
たしかに完璧主義でやろうとすると長続きしません。
だから、おすすめは“ざっくり殴り書き”です。
「19:30 家系ラーメン → 気絶。後悔。次回はそばにする もしくはライスはなしにする」
このレベルでOKです。手帳、スマホのメモアプリ、Google Keep、何でも大丈夫。とにかく記録すること。
さらに進化させたい人は、生成AIに「この後悔の記録をフォーマット化してください」と指示してみるのも手です。
仕事術としてAIを味方にする、これからの時代にはアリです。
「反省しない」よりも「残さない」ことが問題
「次は気をつけよう」と思ったことが、1週間後にはすっかり消えている。
これって、“反省していない”のではなく、“記憶に残らない”だけなんです。
だからこそ、メモを使って後悔を“外部ストレージ”に保存する。
そして時々振り返ることで、「同じ轍は踏まない」という自分なりの“戦略”ができていくのです。