性格は言い訳にならない。セールスメンタルを鍛えるための第一歩

こんにちは。
毛利まさるです。

「私はそういう性格じゃないから」と諦めたこと、ありませんか?

「明るく話すのは得意じゃない」
「初対面の人と話すのが苦手」
「嫌われたくないから強く言えない」。

そうした理由で、自分にブレーキをかけてしまったことはありませんか?

とくにセールスメンタルの場面では、こうした“性格”が障壁になると感じてしまう人も多いようです。

しかし、ここで断言します。性格と、できる・できないは別物です。

「性格だから仕方がない」という思考は、一見謙虚に見えて、実は成長を止めてしまう危険な言い訳なのです。

「性格」と「行動」は、まったくの別次元

たとえば、「恥ずかしがり屋だからプレゼンができない」と言っている人がいます。
しかし、プレゼンテーションは“性格”ではなく“スキル”です。練習次第でうまくなります。

「人見知りだからヒアリングが苦手」という人もいます。
しかし、ヒアリングはテクニックです。質問のパターンを学び、場数を踏めば誰でも上達します。

ここで大切なのは、“自分の性格”と“今できていないこと”を分けて考える視点なのです。

性格に責任を押しつけると、行動が止まる

「人から嫌われたくないから強く言えない」という気持ち、よくわかります。

しかし、それを“性格”と結びつけてしまった瞬間、「自分にはできない」と自ら思考を止めてしまうのです。

これが非常に厄介です。なぜなら、“性格”というのは生まれつきで変えられないものだと思い込んでいる人が多いからです。

つまり、「性格=変えられないもの」という認識がある限り、その人の行動は変わらないのです。

あえて“演じてみる”という選択肢

ここでオススメしたいのが、“性格”ではなく“役割”で考えることです。

「自分は普段は静かだけど、営業のときは“明るい自分”を演じてみよう」
「本当は緊張しているけど、プレゼンでは“落ち着いた自分”になりきってみよう」

こう考えることで、自分の性格とは別に、仕事上のスキルとして別人格を育てる感覚になります。

いわば「スーツを着るように、営業パーソナリティを着る」ようなものです。

「性格のせいにしない人」が、強くなる

セールスメンタルにおいて本当に強い人とは、「自分の弱さを知って、工夫して、行動する人」です。

私が教わったとても大切にしてきた言葉があります。

「自分が“無口”なのは性格であるものの、“伝える工夫をしない”のは怠慢です。」

性格は変えなくてもいい。しかし、そこに向き合う姿勢は変えることができます。
性格を言い訳にせず、前に進む人が、結果として“成長”という果実を手に入れるのです。