結局どうしたいかを決めなければ、誰もあなたを導けない

こんにちは。
毛利まさるです。

「相談したのにモヤっとしたまま終わった…」そんな経験はありませんか?

誰かに相談したはずなのに、
「結局よくわからなかった」
「なんかしっくりこなかった」そんな気持ちになったこと、
あなたにもあるのではないでしょうか?

それは決して、相談相手が悪いわけではありません。
実はその原因は、自分自身が「結局どうしたいのか」を明確にしていないからなのです。
どれだけ有能なアドバイザーがいても、目的地がわからない人を正しく導くことはできません。
これ、案外みんなが見落としがちなポイントです。

小1の息子が野球をやりたい。でも、何のために?

ちょっとたとえ話をしてみましょう。

あなたの友人が
「小学1年の息子が野球やりたいって言ってるんだけど、どう思う?」
と相談してきたとします。

あなたはどう答えますか?

「スポーツはいいよね!」と軽く返すかもしれませんし、
「ケガしやすいし、別の習い事の方が…」と心配するかもしれません。

しかし、ここで重要なのは「その子がなぜ野球をやりたいのか」です。

  • プロ野球選手になりたいのか?
  • 単に友達に誘われたからなのか?
  • それとも運動不足で体力をつけたいのか?

目的によってアドバイスは180度変わるはずです。

つまり、相手のゴールが見えなければ、最適なアドバイスなんてできないのです。

自分のゴールが見えていない人は、相談しても霧の中

これは自己啓発でも同じことが言えます。

「人生を変えたい」「成長したい」「もっと自由になりたい」
そう願う人は多いです。
しかし、その“もっと”の中身が明確でないと、
どんな情報や助言も「ピンとこないまま」で終わってしまうのです。

たとえば、「転職したい」と言って相談されたとしても、

  • 年収を上げたいのか?
  • ワークライフバランスを重視したいのか?
  • 成長できる環境に身を置きたいのか?

このような“真の望み”がわからなければ、アドバイスする側も八方塞がりになりますよね。

だからこそ、自分のゴールを言語化しておくことが大切なのです。
そしてそれは「別に立派である必要はない」というのもポイント。

たとえば「怒られたくないから努力したい」だって立派な目標なんです。

まずは「どうなりたいのか」を言葉にする

人は意外と、「自分が何を望んでいるか」に無自覚なまま動いていることが多いです。

「とりあえずこのセミナーに行ってみた」
「なんとなく本を読んでみた」
「誰かが勧めたから真似してみた」

このようなアクションに共通しているのは、“なんとなく”であること。

そして、“なんとなく”始めたことは、たいてい“なんとなく”終わります。

残るのは、「いまいち効果がなかったな」というモヤモヤ。

でも、もし最初に「自分は〇〇のためにこの行動を取る」と言語化していれば、
その行動から何を得るかを意識的に選び取れるようになります。

つまり、行動の意味が深まるのです。