ネットと電話を遮断する

こんにちは。
毛利まさるです。

休日が終わる頃、
ふと「今日一日、何をしていたんだろう」と振り返り、
後悔したことはありませんか?

朝起きてスマホを手に取り、
何気なくニュースやSNSをチェックする。

動画を一本見たら関連動画が次々と流れ、
気づけば何時間も経過している。

友人からの電話やメッセージに返信しているうちに、
あっという間に夕方。

やりたいことがあったはずなのに、
気づけば休日が終わっている。

こんな経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか。

もし、あなたが同じような後悔を繰り返しているのなら、
一つ試してほしいことがあります。

それは、受動的な情報をシャットダウンすることです。

現代社会は、あなたが意識しなくても
膨大な情報が勝手に届くようになっています。

テレビをつければニュースが流れ、
ネットを開けば広告やおすすめ記事が目に入る。

SNSを見れば友人の近況やトレンドが
リアルタイムで更新され、通知が次々と届く。

スマホの画面をスワイプするたびに、
新しい情報が絶え間なく押し寄せてきます。

これらの情報は、一見すると
自分で選んで見ているように思えるかもしれません。
しかし、実際は違います。

企業はユーザーの興味を引くために、
あなたの行動データを分析し、
最適なタイミングで情報を届ける仕組みを作っています。

つまり、あなたの意志とは関係なく、
情報が次々と流れ込んでくるように設計されているのです。

だからこそ、意識的にこの流れを断ち切る必要があります。
具体的には、テレビ、ネット、電話、SNSを遮断するのです。

たとえば、スマホの電源をオフにする、
もしくは機内モードにする。
パソコンを開かない。SNSの通知をすべてオフにする。
テレビをつけない。
これだけで、受動的に流れ込んでくる情報を大幅に減らすことができます。

情報を遮断することで、最初は手持ち無沙汰に感じるかもしれません。

しかし、その「何もすることがない」時間こそが、
あなたが本当にやりたかったことを思い出すきっかけになるのです。

情報を遮断すると、
あなたは「何をしようか」
と自分で考えなければならなくなります。

これこそが、レジリエンス(回復力)を鍛える重要なポイントです。

受動的に情報を浴び続ける生活では、
時間が流されるままになり、
自分の意志で何かを選ぶ機会が少なくなります。
しかし、情報を遮断すれば、自ら能動的に動くしかなくなるのです。

たとえば、何かを学びたいと思ったら、
自分で本を選び、ページを開かなければなりません。

本を読むという行為は、ネットのスクロールとは違い、
自ら情報を取りに行く能動的な行為です。

また、何かを創作したいと思ったら、
道具を準備し、手を動かさなければなりません。
そうして生まれる時間こそが、本当に価値のある時間なのです。

もし、これまで休日があっという間に
終わってしまうことに悩んでいたのなら、
次の休日にこの方法を試してみてください。

最初は違和感があるかもしれません。
しかし、続けていくうちに、自分の時間を取り戻し、
主体的に生きる感覚が戻ってくるはずです。

情報に振り回されるのではなく、
自分の意志で選択する時間を大切にすることで、
あなたのレジリエンスは確実に鍛えられていくでしょう。