
こんにちは。
毛利まさるです。
集中したいのに、まったく頭が働かないときありませんか?
仕事中に資料を読んでいても内容がまったく入ってこない。
何かを考えようとしても、同じところをグルグル回っている感じがして、前に進めない。
そんな状態に陥ったことはありませんか?
そういうとき、多くの人はエナジードリンクを飲んだり、強めのコーヒーを入れて気合を入れようとします。
確かに一時的にはシャキッとしたような気になります。
しかし、それで解決することは…実は少ないのではないでしょうか?
興奮しても、リフレッシュにはならない
カフェインで無理やり脳を覚醒させるのは、応急処置にすぎません。
しかも、カフェインが効いている間は脳が興奮状態になり、判断力が鈍ってしまうことすらあります。
たとえば、焦ってミスをしたり、注意が散漫になったりという経験はないでしょうか?
一見、目は覚めたようでいて、脳の「疲れ」はまったく取れていない。
むしろ、負荷がかかった状態のまま無理やり動かしているので、後になってドッと疲労が押し寄せてくるのです。
脳は「無の時間」で回復する
もしあなたが「集中できない」と感じたら、カフェインよりも“無”を選ぶことをおすすめします。
スマートフォンから離れ、モニターを閉じて、たった10分だけ何もしない時間を作るのです。
椅子にもたれて目を閉じる。
窓の外をぼんやりと眺める。
軽く外を散歩して、深呼吸をする。
このように刺激をシャットアウトする時間こそが、脳にとって最大のリフレッシュになるのです。
これは、パソコンでいうところの「再起動」です。
いったん電源を切ってから再起動することで、不要なプロセスが整理されて、軽くなる。
人の脳もまったく同じです。
脳の健康が、あなたの人生を支えている
私たちは、体の疲れには敏感でも、脳の疲れには鈍感です。
だからこそ、脳のケアを意識的に行う必要があります。
仕事で成果を出している人、判断が早い人、感情が安定している人。
その多くは、脳をうまく休ませている人です。
彼らは決して、四六時中ギラギラ働いているわけではありません。
オンとオフの切り替えがうまく、それが結果として集中力や判断力の高さに繋がっているのです。
「何もしない時間」を習慣にしよう
たとえば、朝起きてすぐの10分。
昼食後に目を閉じる10分。
外出前に深呼吸する10分。
このように、日常のどこかに“脳のための空白”を入れることで、思考のクオリティがガラリと変わります。
何かに追われて焦っているときほど、いったん止まる。
これは“サボる”ことではなく、“整える”ことです。
その時間があるかないかで、あなたの1日のパフォーマンスが大きく変わるのです。