結局のところ行動でしか評価されない

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたは、「やろうと思っていたけど、タイミングが合わなかった」とか、
「連絡しようと思ったけど、相手が忙しそうだからやめておいた」など、
心の中では行動しようと考えていたけれど、
実際には行動に移せなかった経験はありませんか?

その結果、「やるつもりだったのに」と後悔したり、
「本当はちゃんと考えていたのに、伝わらなかった」
と悔しい思いをしたことがあったと思います。

それは、行動しなければ誰にも伝わらないからです。

私たちはつい、「自分の考えや気持ちは相手も察してくれるだろう」と
思いがちですけど、実際のビジネスや人間関係において、
伝わらない思いは「なかったこと」と同じです。

特に仕事の場面では、考えていたことや気遣いが行動に結びつかなければ、
評価されることはありません。

どれだけ素晴らしいアイデアを持っていても、
行動に移さなければ、それはただの「頭の中の幻想」に過ぎないのです。

ですので、最終的に私たちが評価されるのは、
考えたことや言ったことではなく、
「実際にやったこと、行動したこと」なのです。

例えば、あるセールス担当者が
「お客様に連絡しようと思っていたけれど、
忙しそうだから控えました」
と上司に報告したとします。

一見すると、相手の状況を配慮した良い行動のように感じるかもしれません。

しかし、結果としてお客様と連絡が取れておらず、
商談は進展しないままです。
この担当者の「思いやり」は、相手にとっては何の影響も与えず、
ただ「連絡が来なかった」という事実しか残りません。

それはなぜかというと、行動を伴わない配慮は評価されないからです。

行動に移さなければ、相手にその意図や考えが伝わらず、
「配慮したつもり」が「配慮が足りなかった」
という評価に変わってしまいます。

ですので、「忙しいかもしれない」という理由で連絡を控えるのではなく、
「忙しいことを前提に、どう連絡するか」を考えるべきなのです。

例えば、メールで一言だけでも
「お時間のあるときにお返事ください」と伝える。
これだけでも、相手への配慮と行動がセットで伝わるのです。

こうした行動を積み重ねることこそ、セールスマインドの本質です。
ただ「考えていた」だけでは、セールスの成果は得られません。

どれだけお客様のことを思っていても、
その思いを「行動」で示さなければ、相手には伝わりません。

逆に言うと、行動しなければ何も始まらないのです。
どんなに優れた戦略やアイデアを持っていても、
それを行動に移して初めて、あなたの価値が相手に伝わるのです。

結局のところ、評価されるのは「やったこと」だけです。
この「行動するセールスマインド」を心に刻んで、
毎日少しずつでも挑戦していきましょう。