失敗を“おいしいネタ”に変える

こんにちは。
毛利まさるです。

失敗して落ち込んだ経験はありませんか?

「なんであんなこと言っちゃったんだろう…」
「やっぱりダメだったか…」

そんなふうに、過去の自分を責めて落ち込んだ経験、誰しも一度はあると思います。
とくに営業の現場では、うまく話せなかった商談や、
気合を入れて臨んだプレゼンの空振りなど、悔しさの連続かもしれません。

しかし、ちょっと考え方を変えてみてください。

たとえ失敗だったとしても、それを「ネタになるからおいしい」と思えたら、
心のダメージって不思議と和らいでいきます。

「おいしい失敗」があなたの武器になる

この「ネタになるからおいしい」という考え方は、
セールスメンタルを鍛えるための裏ワザとも言えるものです。

一見くだらないように聞こえるかもしれません。
しかし、実際にはとても実践的。
なぜなら、営業に限らず、どんな仕事でも人とのやり取りにはミスがつきものだからです。
そして、そのミスをいつまでも「黒歴史」として封印してしまうと、
自分の中で重荷になり続けてしまうのです。

一方で、「いや〜、あのときの自分バカだったなあ!」と笑い飛ばすことができたら、
それはもう過去の失敗ではなく、「笑って語れる武勇伝」になります。
そこには確実に、あなたの血となり肉となった経験値が残っているのです。

どんな失敗も、時間が経てば「面白い話」になる

たとえば、初めての商談で緊張しすぎて名刺を裏表逆に渡した話。
プレゼン資料を開いたら前回のデータのままだったことに気づいて冷や汗をかいた話。
どれもその瞬間は真っ青になったかもしれません。
しかし、いまその話を誰かにしたら、きっと笑ってくれるはずです。

つまり、ほとんどの「やらかし」は時間が経てば「ネタ」に昇華できるのです。
そして、「ネタ」がある人は強いです。
なぜなら、リアルな体験に裏打ちされた言葉は、相手の心に届きやすいからです。

落ち込んだときこそ、セールスメンタルの鍛えどき

心が折れそうになったとき、思い出してほしいのが「これはネタになる」という考え方です。

この発想があると、どんなに悔しいことが起きても、
「あとで笑って話せるようにしてやる」と前向きに捉えられます。
これがセールスメンタルの本質。どんな局面でもユーモアと回復力を忘れない心の持ちようです。

「どうせダメだったんだから、次はもっと面白い失敗をしてやる!」くらいの気持ちでいると、
不思議と心が軽くなって、次の一歩が踏み出しやすくなるものです。

「学び」に変えた瞬間、失敗は価値に変わる

どんな失敗でも、それを振り返り、「学び」に変えた瞬間に価値が生まれます。

「うまくいかなかった原因はどこだったのか」「次はどうすればいいのか」
そうやって考えることで、自分なりのセールストークもブラッシュアップされていきます。

たとえば「お客さんの反応が薄かった
→ 提案のタイミングが早すぎたかもしれない
→ 次回はヒアリングにもっと時間をかけよう」という流れ。
それを誰かに話すときには、「あのとき実は先走りすぎて空気を凍らせちゃってさ」
と笑いながら語れるようになるのです。