
こんにちは。
毛利まさるです。
逆境に立たされた経験はありませんか?
「お金が足りない」「時間が足りない」「人に頼れない」
そんな状況に追い込まれたことはありませんか?
今まで当たり前だと思っていたものが突然手元からなくなったとき、
私たちは一度、立ち止まらざるを得なくなります。
それはつらくて、しんどくて、正直目を背けたくなる時間かもしれません。
しかし、逆境というのは、ただの不運や不幸ではありません。
それは、「本当に大切なものは何か?」を見つめ直す絶好のタイミングでもあるのです。
逆境が教えてくれる“そぎ落とす力”
たとえば、お金がなくなると、人はまずムダな出費を見直します。
なんとなく続けていたサブスク、使いもしない習い事、行きたくもない飲み会。
そのすべてが、「あれ?いらなかったんじゃない?」と気づくきっかけになります。
時間も同じです。
多忙な毎日で本当に必要な作業だけを選び取らなければいけなくなったとき、
私たちは意外と「これ、やらなくても良かったな」と思えることに気づきます。
つまり、逆境は自分の行動をダイエットしてくれる時間でもあるのです。
そして人のツテも同じです。
調子が良いときには、周囲は笑顔で寄ってきます。
しかし逆境になると、真に支えてくれる人が誰なのかが明らかになります。
これは痛みを伴うものであるものの、人間関係を見直す大きなヒントになります。
“持たざる者”が最強な理由
逆境の中にいるとき、私たちは無意識のうちに「もっとあれば」「なぜ私だけが」と思ってしまいがちです。
しかし、ここに一つの逆転の発想があります。
「持っていない」状態だからこそ、身軽で柔軟になれるということです。
たとえば、何も持たずにスタートしたスタートアップが大企業を凌駕することがあります。
なぜかというと、彼らには既得権益がないからです。
だからこそ、しがらみにとらわれず、新しい挑戦ができるのです。
個人も同じです。
今、自分には何もないと感じている人ほど、可能性を自由に試すことができるのです。
これが逆境がくれる最大のギフトなのかもしれません。
逆境で見える「自分の原型」
本当に苦しいとき、人は取り繕えません。
だからこそ、そこには「自分の本音」が現れます。
「あ、これだけは失いたくない」
「これがなくても、案外大丈夫だった」
その感情こそ、あなたの本当に大切にしたいものの正体です。
私は、逆境というのは鏡だと思っています。
平常時には見えない“素の自分”が浮かび上がる鏡です。
だからこそ、ここで見えたものはメモしておくべきです。
これは一生モノの“人生の羅針盤”になるからです。