
こんにちは。
毛利まさるです。
「最近、やる気ないよね」そんな言葉を言われた経験はありませんか?
思考がうまく回らず、会話もどこか上の空で、
ふとしたタイミングで何度もあくびをしてしまう。
体が重く、目の奥が痛いような感覚がずっと残っている
それは、ただの“怠け”ではなく、脳と身体からの明確なサインです。
あなたの「レジリエンス(回復力)」が落ちている状態なのです。
ビジネスの現場では、
「疲れた」なんて口にするのは甘えのように捉えられがちです。
特に目標に向かって動き続けるビジネスパーソンにとって、
立ち止まることは罪悪感にさえなってしまいます。
しかし、忘れてはならないのは、
成果を出すためには自分自身のコンディションが
整っていることが大前提であるという事実です。
心も身体も枯渇した状態で、何をどう考えようとも、
良いアイデアや判断は生まれません。
むしろ焦って行動することでミスを生み、
さらに疲弊してしまう悪循環に陥るのです。
そんな時に必要なのは、
「思い切って、何もしない」という決断です。
休日に予定を詰め込まず、目覚ましをかけずにただ眠る。
起きてはまた布団に戻り、
心と身体を完全に脱力させるような時間を過ごすのです。
「そんな時間、もったいない」と思うかもしれません。
しかし、パフォーマンスを回復させるための
“投資”だと捉えてみてください。
あなたのレジリエンスを高めるためには、
まずは「睡眠」の質と量を確保することが基本です。
これは自己啓発本やビジネス書にも書かれていますけど、
頭で理解していても実践できている人は驚くほど少ないのが現実です。
身体はあなたの“資本”であり、
きちんと回復させることで、センスも判断力も自然と戻ってきます。
もし家族から「また寝てばかり」と指摘されたなら、
素直に「今は少し充電させてほしい」と伝えてみてください。
あなたが自分自身の回復に向き合っている姿を見せることは、
むしろ信頼を高めることに繋がります。
人は、誰かが「ちゃんと自分を整えている」
姿に安心を感じるものなのです。
睡眠をとるという行為は、「何もしない」のではありません。
疲れた身体を整えるための、最も合理的で効果的な行動です。
脳科学の研究でも、深い睡眠が記憶の定着や感情の安定、
免疫力の向上にまで影響を与えることが明らかになっています。
つまり、寝るという行為は、
あなたの“仕事力”そのものに直結しているのです。
「最近、何もかもがうまくいかない気がする」
「頭がうまく働かない」そう感じているなら、
今すぐにでも睡眠時間を優先してみてください。
スマホを置き、暗い部屋で、深く深く眠る。
それが、再びあなたの心を研ぎ澄まし、
次のチャレンジに立ち向かう力となるのです。