
こんにちは。
毛利まさるです。
セールスという仕事に就くと、
日々の行動が常に数字として評価されます。
成果が明確である分、その裏には達成できなかった数字も
明確に突きつけられる現実があります。
特に、経験が浅いときや新しい業界に飛び込んだばかりのときほど、
「どうして自分だけうまくいかないのだろう」
と、心が沈んでしまうものです。
プレッシャーをかけるつもりはないはずの上司の言葉すら、
追い打ちに感じる日もあるかもしれません。
「今月もまだ○件しか決まっていないのか」
「もう少し工夫できるところはなかったのか」
そんな声を聞くたびに、自分の努力を否定されたような気がして、
気持ちが空回りしてしまうのです。
しかし、あなたの“頑張りたい”という気持ちは、
間違いなく本物です。
そして、その気持ちがある限り、
あなたはまだ前を向ける力を持っています。
うまくいかない期間が続いているときほど、
未来を諦めそうになるものです。
であるものの、セールスの成長とは、
実は「数字が伸びたとき」ではなく、
「苦しい状況でも学び続けられるかどうか」
にかかっているのです。
たとえば、契約に至らなかったとしても、
「なぜそうなったのか」「何が足りなかったのか」と、
自分自身の振り返りを重ねることは、
それ自体が非常に価値のある行動です。
お客様からの厳しいフィードバックも、
あなたがセールスとして磨かれていく上での大切な材料になります。
精神的にきついこともあるかもしれません。
実際、セールスという職種は、人から断られることが日常であり、
その分、精神力がすり減っていくと感じる仕事でもあります。
しかし、それでも「もう一度だけやってみよう」と思えたなら、
それは立派な進歩です。
一日を終えたとき、たとえ目に見える成果がなかったとしても、
「今日は○○という質問にうまく答えられた」
「少しだけ自分から話しかけることができた」など、
小さな成功や成長を意識的に記録してみてください。
その記録は、あなたの内面の成長の軌跡となり、
やがて自信へと変わっていきます。
また、もし「この仕事は自分に向いていないのでは?」
という考えがよぎったとしても、
それは決して逃げではありません。
むしろ、自分を客観的に見つめようとする姿勢は、
非常に冷静で成熟した判断力の現れです。
業界を変えることも、一つの選択肢であるのは事実です。
であるものの、その前に、
「今の環境で、自分らしく頑張る方法はないか?」
と自問してみてください。
もしその答えが「まだやれることがある」なら、
その一歩はあなたを変えてくれるかもしれません。
私の大好きな言葉を紹介します。
人生ほど強いパンチを打つ相手はいない。
映画『ロッキー・ザ・ファイナル』
大切なのは、どれだけ強く打てるかじゃない。
どれだけ打たれても前に進み続けられるかだ
セールスという仕事も、時にあなたを打ちのめすことがあります。
数字に届かない悔しさ、断られるつらさ、
自分を信じられなくなる不安
それらすべてを抱えながらも、
もう一歩、前に踏み出す勇気を持てたあなたは、
すでに立派なセールスパーソンです。
あなたは、誰よりも「頑張りたい」と思っている。
その気持ちがある限り、
あなたのセールスの物語はまだ終わっていません。