
こんにちは。
毛利まさるです。
「目標を立てても、いつの間にかうやむやになって
終わってしまった経験はありませんか?」
年初に立てた売上目標。月初に掲げた行動指針。
気合を入れて決めたはずなのに、
数週間後にはその存在すら忘れてしまっていた
そんな経験、誰しも一度はあるでしょう。
特にセールスの現場では、目の前の数字に追われるうちに、
最初の目的やプランがかすんでしまうことはよくあります。
今回は、セールスにおける目標達成のためのマインドセットと、
そのためのアクションをどのように立てていくべきか、
その“本質的なコツ”についてお伝えします。
まず、目標達成のためのマインドとは何か。
答えは一つです。
それは「目標達成を完全に信じ切ること」です。
行けるかどうか、達成できるかどうか、
という不安の余地を1ミリも残さず、
「当然、そこに行く」と決め切る。
これが何よりも大切です。
たとえば、休日に「京都に旅行に行く」と決めたとします。
このとき私たちは「行けるかどうか」ではなく、
「その日に京都に行く」と決め、スケジュールを組み、
新幹線を予約し、現地の観光プランまで考えますよね。
この感覚こそが、目標を実現する人が持つマインドです。
次に、目標達成のためのアクションについてです。
京都に行くと決めたなら、新幹線のチケットを取り、
何時に出発して、どの駅で降りて、どこでランチを食べるか、
という一連の行動計画を立てますよね。
セールスでも同じで、目標を達成するために
必要なアクションを具体的に設定することが必要です。
しかし、ここで大切な視点があります。
それは、「旅行とセールスの違い」です。
旅行は自分の段取り次第で完結しますが、
セールスには「自分ではコントロールできない部分」
が多く含まれているということです。
あなたがいくら準備を完璧にしても、
相手が時間通りに来ないこともあれば、
予算が急に変更されることもある。
商品自体が想定外の競合と比較されたり、
社内決裁に時間がかかったりと、
コントロール不能な要素が数多く存在します。
ここを理解していないと、
セールスは運任せだという極端な考えに傾いてしまいます。
失敗が続くと「どうせ決まらない」「商品が悪い」
「時期が悪い」と、外的要因ばかりに目が向いてしまう。
これでは本質的な成長にはつながりません。
だからこそ、アクション設計のコツは、
「自分がコントロールできる領域」
で最大限のパフォーマンスを発揮することに集中することなのです。
たとえば、1日に何件の商談を入れるか、
どれだけの準備をして臨むか、
提案書をどこまでブラッシュアップするか。
これらはすべて自分の意思で決めることができる領域です。
そこにおいて、「これ以上は無理」というレベルまで行動する。
それでもなお結果が出なければ、それは仕方がない。
そう言えるレベルのアクションを積み重ねていくのです。
あなたも、ぜひ「当然そこに行く」
と信じられる目標を掲げてみてください。
そして、そこに至るためのアクションを
今日からひとつずつ積み上げていってください。
成果は、もうすでにその先に待っています。