
こんにちは。
毛利まさるです。
「あれ?今日は何してたっけ?」という経験はありませんか?
休みの日に、なぜか気づいたら夜。
スマホをいじって、ちょっと動画を観て、少し昼寝して…。
やりたかったことは、頭の中にあったはずなのに、何ひとつ終わっていない。
「今日は時間あったはずなのに…」という後悔。
そんな経験、ありませんか?
実はこれ、私たちの時間感覚のクセが引き起こしているものなのです。
そしてそれは、自己啓発の最大の妨げでもあるのです。
コストコのカートから学ぶ時間の心理効果
あなたはコストコに行ったことがありますか?
行ったことがない方は「コストコ カート サイズ」でぜひ画像検索してみてください。
コストコのカートのサイズは、縦約85cm、横約68cm、高さ約63cmもあります。
小さな赤ちゃんであれば、二人並んで座れるほどの大きさです。
これ、ただの「たくさん買えるように」設計されたわけではありません。
実は人間の心理的特性をうまく活用しているのです。
大きなカートを渡されると、人はその空間を埋めたくなるのです。
「まだ半分も空いてるから、もうちょっと買おうかな」となるわけです。
時間も同じ。余裕があればあるほど“埋まってしまう”
時間もこのカートと一緒です。
1日24時間あると思うと、「まだ余裕がある」と感じて、つい余白をスマホやテレビに持っていかれがちになります。
それに対して、「今日は22時間しかない」と考えると、“あえて足りない”感覚から、優先順位を強く意識するようになるのです。
つまり、「コストコのカート」をあえて小さくする、ということです。
このテクニックは、自己啓発に非常に効果的です。
なぜ“あえて”時間を削ることで成長できるのか?
たとえば、「24時間ある」と思ってスケジュールを組むと、
「なんとなく余裕があるから後でやればいいか」という行動に陥りがちです。
しかし、「22時間しかない」と思えば、「今やらなきゃ」が前に出ます。
結果として、行動が加速し、時間に対する意識の質が変わるのです。
これは仕事にも勉強にも応用が可能です。
あなたがもし、TOEICの勉強や資格試験に取り組んでいるなら、
「今日は3時間勉強できる」と思うのではなく、
「2時間しかない」と制限をかけることで、集中力のギアが1段上がるのを体感できるはずです。
「本当に大事なこと」が見えてくる
そしてもうひとつの大きな効果があります。
それは、優先順位の明確化です。
22時間で予定が埋まってしまったとき、「あ、これ入れられないな」と感じるものは、
もしかするとあなたにとって“それほど重要ではないこと”かもしれません。
逆に、どんなに詰め込んでも「これだけはやりたい」と思うことは、あなたにとって本当に大切なことです。
つまり、“22時間制”にすることで、
あなたの人生において何が大切かをあぶり出すことができるのです。
「だから22時間」ルールを導入してみよう
私がいつもやっているのは、「あらかじめ2時間を余白として引いておく」ことです。
たとえば、6時間仕事・2時間勉強・1時間運動…というように詰め込むのではなく
「今日は22時間しかない」と考え、2時間分は「余白」「予備時間」として切っておく。
このたった2時間の差が、ものすごく大きな“意識の切り替え”につながります。
自分で“時間のカート”を小さくすることで、自分に必要なこと・不要なことが明確になる。
そして何より、「時間が足りない」という焦りが、あなたの行動力を支えてくれるのです。





