
こんにちは。
毛利まさるです。
共通の話題がなくて気まずい…そんな経験はありませんか?
たとえば、取引先との雑談で話題に困ったことはありませんか?
無理に天気の話をしても広がらないし、相手が好きな野球の話もよくわからない。
なんとなく気まずい空気になって、「次はもっと準備しておけばよかったな…」と後悔した経験、あるのではないでしょうか?
そんなときに役立つのが、リベラルアーツという存在です。
地味で速効性はないであるものの、じわじわと効いてきて、
最終的には「この人、話が深いな」「なんだか信頼できそうだな」という印象を与える力になります。
なぜゴルフや歴史が「できる人」の共通項なのか?
よく「役職の高い人はゴルフが好き」という話を聞きます。
もちろん、純粋に趣味であるケースも多いです。
しかし、もう一つの理由として、共通の話題をつくるという目的があるのです。
ゴルフというのはプレイ時間も長く、その間にいろんな話ができます。
そこに文化的な素養や雑学的な知識があると、話題に事欠かないのです。
このような文化的背景、つまりリベラルアーツは、実はあらゆる職場で強力な武器になります。
経済や歴史、哲学、美術、科学といった一見すると直接関係なさそうな知識が、あなたのトークや判断力に深みを加えるのです。
リベラルアーツが活きる瞬間とは?
仕事において「例え話」はとても重要です。
たとえば「この営業手法はまるで江戸時代の飛脚のようです」と言われたら、
ただの「素早い営業です」よりもずっと印象に残りますよね。
仕事術としての「たとえ力」も、リベラルアーツによって養われていくのです。
また、相手が突然「『ソクラテスの弁明』によると…」なんて話をふってきたときに、
なんとなくでも話についていけたら、あなたは信頼されるでしょう。
自分の業務以外の知識をもっている人は、それだけで「視野が広い」と評価されることが多いのです。
なぜ、すぐに効果が出なくてもリベラルアーツを学ぶのか?
リベラルアーツには即効性はありません。
覚えたからといって明日売上が倍になるわけではないですし、昇進するわけでもありません。
しかし、長い目で見れば、その差は確実に出てきます。
話題の広がり方、思考の深さ、文章の表現力、資料のたとえのセンス…すべてにリベラルアーツの影響がじわりと現れてくるのです。
ここで少し恥ずかしいかもしれませんけど、私の話をしましょう。
昔、経営書なんてまったく読まなかった頃、ある会食で「稲盛さんは凄くてね…」という話題についていけず、
完全に置いていかれたことがありました。
会社経営に関わる方は、経営者の本を読まれているのです。
その日からコツコツ読みはじめました。最初は自分とは関係のない世界であまり理解できなかったです。
しかし継続していると、その蓄積が自然とトークや思考に出るようになったのです。
そのうち「気が合うね!」と社長から言われることもありました。
このように教養はふとした時に活きるのです。
そして、リベラルアーツは座学だけではなく、人生や仕事のあちこちで活きるのです。





