生成AIで営業力アップ!ロープレより効く“想定トレーニング”のすすめ

こんにちは。
毛利まさるです。

「お客さんの想定がすべて」〜セールスのロープレが本当に意味するもの〜

「ロールプレイをやって意味あるの?」

そんな疑問を持ったことはありませんか?

セールストークの練習として会社でロープレをやることがあると思います。

しかし、いざやってみると、先輩が相手だと気を使ってしまったり、
あまり本気で突っ込んできてくれなかったりで、「これって実践の役に立つの?」と疑問に思うこともあるのではないでしょうか。

しかし、ロープレの目的はそもそも何なのでしょうか?

そこをきちんと理解していないと、やらされ感だけが残り、貴重な成長の機会を逃してしまいます。

ロープレの本質とは

ロープレの本質は「お客さんの想定」を鍛えることです。

つまり、自分が思っていることと、お客さんの反応がズレたときにどう対応するか。

その“ズレ”を事前に想定して、冷静に対処する準備をすることがロープレの意義なのです。

もちろん、ロープレで完璧な対応ができるわけではありません。

しかし、頭の中で一度でもシュミレーションしておくと、本番で慌てずにすむ確率は格段に上がります。

会社のロープレに限界がある理由

とはいえ、会社のロープレには限界があります。

たとえば、相手が先輩だったり、忙しい上司だったりすると、こちらが遠慮してしまったり、
相手が“優しめ”に対応してくれて、リアルな場面が再現できないことも多いです。

また、会社の業務の都合で頻繁にはロープレの時間がとれないという現実もあります。

そこで、「やっても意味ないのでは?」という気持ちが出てきてしまうのです。

想像力とAIで補う練習法

では、ロープレはもう必要ないのでしょうか?

いえいえ、そう早まらないでください。
大事なのは「お客さんの反応を想定する力」なのです。これが目的なのです。

ですから、自分にその想像力があるのなら、誰かとロープレしなくても自分の頭の中で何度もシミュレーションすることができます。
しかし、もし経験が浅くて想像が追いつかないのであれば、今はとても便利な方法があります。

そう、それが生成AIです。

生成AIを使ったセールス練習法

たとえば、ChatGPTなどの生成AIにこんなプロンプトを入力してみてください。

「これから私が〇〇のセールスをします。あなたはそれに対して必ず言い訳をして断ってください。」

これだけで、AIは様々な“断りトーク”を繰り出してくれます。

それに対して、あなたがどう返すかを考える。これを何回も繰り返せば、リアルな現場にかなり近い対応力が養われていきます。

しかも、AIは疲れ知らず。何回でも何パターンでも付き合ってくれます。
これは、かなり大きなメリットです。

想定力が差を生む時代へ

営業の世界では、「現場で対応できる人」が強いと言われます。
これは単に機転が利くというより、「どれだけ多くのパターンを事前に想定しているか」の違いでもあります。

つまり、場数を踏んでいるように見える人は、「事前に想定していた量」が多いだけということもあるのです。

ですから、生成AIで“想定力の貯金”をしておけば、あなたもすぐにそのレベルに追いつくことができます。
しかも、こっそり一人でできるので、恥ずかしさもゼロ。これは使わない手はないですよね。