専門家になることのデメリット

こんにちは。
毛利まさるです。

セールスは扱う商品のプロフェッショナルであり
専門家である必要があります。

専門家であるためには絶えず勉強をして
知識をたくわえていく必要があります。

あなたが専門家としてお客さんに必要な知識を
教えてあげることができれば
お客さんはあなたを信頼して
あなたの助言に耳を傾けます。

ですから、専門家であることは
とても大切なことです。

一方で、専門家になることでデメリットも生じます。

それは、一般の人との知識の差が生まれることです。

たとえばマジックに関して
カードのマジックをします。
と言われたらあなたは何を想像しますか?

クレジットカードを使ったマジックかな
と思うかもしれません。

答えはトランプを使ったマジックです。
ちなみにトランプというのは日本語です。
日本でいうトランプは欧米ではプレイング・カードと呼びます。

では、次にトランプをカットしてください。
と言われたら何を想像しますか?

ハサミで切るのかなと思うかもしれません。

答えは、トランプの束の順番を入れ替えることです。

マジシャンは当たり前のように
「では、カードをカットしてください。」
と言います。

マジックを知らない人には
「では、トランプの束を入れ替えてください。」
と言わないと通じないのです。

専門家になることで使う言葉が変わってくるのです。

しかし、それだけではありません。
マジックの腕が上達すればするほど
目が肥えてきますので
一般人が感じる不思議なこととはかけ離れていくのです。

このように専門家になることで
一般人とは言葉や感じることが離れていくことがあります。

そのため、セールスをする際には常に
お客さんが理解できる言葉、お客さんの感覚を
忘れないようにしてください。