疲れが取れないあなたに健康法としての「ぬるま湯・長風呂・睡眠」のすすめ

こんにちは。
毛利まさるです。

疲れがとれない。寝てもスッキリしない。

「ちゃんと寝ているのに、朝起きたらダルい」
「週末に休んだはずなのに、月曜がつらい」

もし、あなたがそんな毎日を送っているのなら、その疲れは“肉体”ではなく“自律神経”から来ているのかもしれません。

社会人として働いていると、仕事のストレスや人間関係、パソコンやスマホからの情報過多で、無意識に自律神経が乱れてしまいます。

これが「なんとなく疲れている」「寝ても疲れが取れない」の正体です。

その疲れに対抗する手段として、実はとてもシンプルな健康法があります。

それが「ぬるま湯で長風呂してから寝る」ことです。

「ぬるめのお湯」が心と体をゆるめてくれる

ぬるめのお湯、具体的には38度〜40度くらいが理想です。

この温度が絶妙で、体の緊張をほどよくほぐし、副交感神経を優位にしてくれます。

42度以上の熱いお湯にサッと入ると、一瞬スッキリするのですけど、これは交感神経が刺激されて目が覚めてしまっているだけなんです。

反対に、38〜40度のぬるま湯に15〜20分ほどつかることで、体の芯からじわっと温まり、リラックス効果が得られるのです。
血流がよくなり、筋肉もほぐれて、心拍数もゆるやかに落ち着いてきます。

まるで「がんばった自分に優しく包まれるような時間」になるのです。

湯上がり後が勝負。どう過ごすかで差がつく

さて、問題はこの後です。

せっかく副交感神経が優位になっているのに、スマホを手に取ってSNSを見たり、動画を見始めたりしていませんか?

その時点でブルーライトが交感神経を再び刺激し、脳は“覚醒モード”に逆戻りしてしまいます。

ですから、湯上がりの時間をどう過ごすかが大きな分かれ道になります。

おすすめは、スマホをあえて手の届かない場所に置き、読書をすることです。
できれば紙の本が理想ですけど、ブルーライトカットモードの電子書籍でもOKです。
お気に入りの香りのハーブティーを一杯、照明は少し落として、静かな音楽が流れていたら、そこはもう「回復のための空間」です。

この“読書タイム”がリセットと再生の境目になるのです。

睡眠の質がすべてを変える

人間の健康法の多くは、結局「質の良い睡眠」に集約されます。

たとえば、スタンフォード大学の研究では、睡眠の最初の90分が「黄金の90分」とされており、
ここでしっかりと深い眠りに入ることで、その日の疲労回復度が大きく変わると言われています。

ぬるま湯の入浴とスマホを避けた読書タイムは、まさにこの“黄金の90分”へのスムーズな滑り出しを助けてくれます。

週に2〜3回でも、このルーティンを取り入れるだけで、朝の目覚めがまるで変わる。
体のだるさが減り、気分の浮き沈みも整ってくる。頭の回転もよくなる

まさに地味だけど最強の健康法です。