こんにちは。
毛利まさるです。
ストレスと汗の関係を考える
あなたは「トップセールスや会社の経営者、さらには海外のエグゼクティブはジム通いをしている」
という話を耳にしたことはありませんか？
表面的には健康維持のため、体力づくりのために運動しているように見えるかもしれません。
であるものの、実はその裏には心身への大きな効果があります。
私自身も自宅で筋肉トレーニングをしたり、ウォーキングを取り入れていますけど、終えた後には不思議と頭がスッキリしているのです。
「考えすぎて頭が煮詰まっている」「モヤモヤして集中できない」そんな状態が、汗と一緒に流れ落ちるような感覚になる。
これこそが、運動が単なる健康法にとどまらず、ストレスマネジメントの手段でもある理由なのです。
運動がもたらす心のリセット効果
ストレスを抱えていると、頭の中で同じ思考がぐるぐる回り続けます。
何も手につかず、余計に焦りが募ってしまう経験をしたことはありませんか？
この状態で机に向かっていても、解決策が出てくることは少ないものです。
そこで有効なのが運動です。
筋肉トレーニングやジョギング、ウォーキングといった活動で身体を動かすと、血流が促進され、脳に新鮮な酸素が行き渡ります。
その結果、凝り固まった思考がほぐれ、新しい視点が生まれるのです。
まるでリセットボタンを押したように、頭の中が整理されます。
経営者が運動を重視する理由
なぜ世界中の経営者がこぞってジムに通うのでしょうか？
それは単なる肉体づくりだけでなく、心の安定を保つためでもあります。
企業を率いる立場にある人は、日々大きなストレスにさらされています。
判断の連続、プレッシャー、失敗への恐怖。それらをため込んでいては、とても冷静な意思決定はできません。
だからこそ「汗を流す」という行為を通じて、心身のバランスを取り戻すのです。
私たち一般の社会人にとっても同じことが言えます。
仕事でのモヤモヤをそのままにするのではなく、運動を取り入れることで自分の思考をリフレッシュさせることができるのです。
運動がストレスにいいって科学的にも本当？
ハーバード大学の見解によれば、運動は副腎から分泌されるストレスホルモン（アドレナリン、コルチゾール）を減少させ、
脳内のエンドルフィン（快感物質）の分泌を促して、「ランナーズハイ」と呼ばれる幸福感やリラックスを得やすくすることが明らかになっています。
How does exercise reduce stress? Surprising answers to this question and more.
Harvard Health
汗を通じた感情のデトックス
汗をかくというのは、単に体温調節のための生理現象ではありません。
汗をかいた瞬間に「やり切った」という感覚が心を満たします。
これは科学的にも説明できる部分があり、運動によってエンドルフィンと呼ばれる脳内物質が分泌されるのです。
いわゆる「ランナーズハイ」と呼ばれる状態もその一つです。
私自身も、気分が落ち込んでいた時にあえて筋トレをしてみると、不思議と気持ちが前向きになる体験を何度もしました。
まるで、心の中に溜まった余計な不安や怒りを汗と一緒に体外へ押し出しているかのようです。
実践的なアプローチ
もしあなたがストレスを感じているのなら、「考え続けて解決しよう」とするのを一度やめて、まずは身体を動かしてみてください。
軽い散歩でも十分です。汗をかいた後に戻ってみると、さっきまで悩んでいたことが小さく見えることがあります。
つまり、ストレスを抱えた時の合言葉は「汗でながしてやろう！」です。
そうすれば、自分の中でどうにもならないと思っていた気持ちも、自然と整理されていきます。
