怖いを味方に変える技術 社内営業で変化を乗り越えるレジリエンスの育て方

こんにちは。
毛利まさるです。

異動が決まって「正直、嫌だな」と思った経験はありませんか?

「今の仕事に慣れてきたのに…」
「また人間関係をゼロから築くのか…」
「正直、面倒だし不安しかない」

そんな風に感じたこと、一度はあるのではないでしょうか?

実はその感情、ものすごく自然です。
しかし、それが単なる「面倒」ではなく「怖さ」から来ているとしたら
あなたの成長のチャンスを、自分自身で閉ざしてしまっているかもしれません。

今回は、社内営業の場面でも活きる「怖さを超えていくメンタルの育て方」についてお伝えします。

変化に対する“本当の気持ち”を見つめてみる

まず冷静に、自分の中の気持ちを分解してみましょう。

「異動が嫌」というのは、言い換えると「今の環境が快適だから壊されたくない」という心の叫びです。

つまり、

  • 人間関係ができあがっている
  • 仕事内容に慣れている
  • 成果を出す自信がある

こんな“安定”を、崩されるのが怖いのです。

そしてこの“安定を手放す怖さ”が、実は変化への拒絶を生んでいます。
つまり、「嫌だ」と感じているのは表面的な感情であり、
その裏には「怖い」という本音が潜んでいるのです。

怖いという感情は、変化のサイン

“怖い”という感情は本来、悪いものではありません。

むしろそれは、「今までの自分を超えるサイン」です。

たとえばスポーツ選手が新しい技を覚えるとき、最初はみんな怖がります。
なぜなら失敗するかもしれないし、痛い思いをするかもしれないからです。
しかし、その怖さを超えて練習を積み重ねた人だけが、その技を自分のものにできます。

仕事も一緒。特に社内営業では、部署を越えて人間関係を築くことが求められます。
知らない人に話しかける、
初めての会議で発言する、
今までと違う責任を背負う
これ、全部「怖いこと」ですよね。

しかし、怖いことを一つずつ経験していくことで、あなたの中に“抵抗力”がついてきます。
そうなると、不思議なもので、かつての自分ならビビっていたことが、
いつの間にか“当たり前”になっているんです。

「変化が怖い」なら、「変化に慣れる」しかない

悲しいかな、現代社会において「変化しない」という選択肢はほぼありません。
技術は進化し、組織は再編され、求められるスキルも年々変わっていきます。

つまり、変化を恐れている限り、怖いことばかりが待っているのです。

だったら、もういっそのこと「変化に慣れる」ことを目指した方がいい。
怖い経験をあえて積む。これが一番の近道です。

「場数を踏む」という言葉は、まさにその通りで、経験が人の度胸と柔軟性を育てます。