
こんにちは。
毛利まさるです。
ビジネスの世界では、
さまざまな専門用語が飛び交っています。
「フェルミ推定」「KPI」
「PDCAサイクル」「コンセンサス」……
どれも仕事で耳にする機会が多いですが、
実際に「それって何?」と聞かれると、
スムーズに説明できるでしょうか。
たとえば、「フェルミ推定」という
言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「なんとなく知っているけど、うまく説明できない」
という人も多いかもしれません。
フェルミ推定とは、ざっくりとした数字を
論理的に推測する方法のことです。
といっても、これだけではイメージが湧きにくいかもしれませんね。
では、小学生にもわかるように言い換えてみましょう。
フェルミ推定は「皮算用」と考えると、
意外とすんなり理解できるかもしれません。
「ざっくり計算して、だいたいどれくらいになるのかを予測すること」
という意味では、昔から日本で使われてきた
「皮算用」と似たようなものです。
このように、難しい言葉を身近な言葉に置き換えることで、
理解しやすくなりますし、人にも説明しやすくなります。
ビジネスの場では、専門用語を知っていることが
「仕事ができる」こととイコールであるように思われがちです。
しかし、本当に大事なのは、その意味をきちんと理解し、
相手に伝えられることです。
むしろ、難しい言葉をそのまま使うよりも、
平易な言葉に置き換えて説明できる人の方が、
仕事ができると言えるでしょう。
ビジネスの現場では、
相手が専門用語を知らないこともあります。
そのときに、難しい言葉を並べて説明するのではなく、
シンプルな言葉に置き換えて話すことができれば、
相手にとって理解しやすくなり、
よりよい関係を築くことができます。
セールスにおいても、顧客に専門用語を多用してしまうと、
「この人の話は難しくてよくわからない」と思われてしまい、
信頼を得るどころか、距離を置かれてしまう可能性があります。
逆に、誰にでもわかる言葉で説明できる営業は、
相手に「この人は信頼できる」と思わせることができます。
これは、セールスメンタルの基本でもあります。
ビジネス用語を使いこなすことが目的なのではなく、
その本質を理解し、
人に伝えられるようになることが大切なのです。
ぜひ、今日から
「難しい言葉をやさしく言い換える」
ことを意識してみてください。
それが、仕事の成果にもつながるはずです。