1 + 1=1を考える

こんにちは。
毛利まさるです。

1 + 1=1です。
これは間違った計算式です。

では、この間違った計算が合う場面を想像してみてください。

そんな場面なんて存在しないよ。
と思うでしょう。

屁理屈でも良いので考えてみてください。

では、お答えします。

まず小さなコーヒーカップに水を入れます。
そのほかに、大きなバケツを用意します。

その大きなグラスにコーヒーカップに入った水を入れます。
その作業を二回繰り返します。

すると、コーヒーカップの水は空です。
そしてバケツには水が入っています。
コーヒーカップの水を2回移したのに
一つのバケツに水が入っている状態になります。

これで1 + 1=1です。

いやいやコーヒーカップ2杯分の水が
バケツに入っているのだから
それは「2」でしょ!
とあなたはツッコみたくなるでしょう。

その通りです。
最終的には一つのバケツに水が入っているので
「1」です。

別にだれもコーヒーカップ1杯の水を「1」とはしていません。

おわかりでしょうか?

これは冒頭に申し上げたように屁理屈です。

しかし、これは笑い話ではありません。
会議など、意見が食い違うときに良く起こることです。

こんかいの場合は
何を「1」とするのか?を決めていないから
途中で「1」が刷り替わっているのです。

最初からコーヒーカップ1杯分の水を「1」とすると
定義をすれば、1つのバケツに入っていようが「1」となりません。

つまり、会議の場で大切なのは
言葉の定義なのです。

会議の意見の食い違いの時は
往々にしてこの定義の食い違いです。

会議時には話している言葉を明確に定義しましょう。