そういえばのネタを用意する

こんにちは。
毛利まさるです。

商談の前にアイスブレイクを
意識していますか?

商談は、最初の雰囲気づくりがとても大切です。
相手の警戒心を解き、会話をスムーズに進めるために、
適切なアイスブレイクが必要になります。

しかし、「今日は寒いですね」
「最近雨が多いですね」
といった天気の話だけでは、
会話が広がることはほとんどありません。

相手が特に関心を持たない限り、
その場限りの会話になってしまい、
商談を有利に進める効果は期待できません。

そこで役立つのが、
「そういえば、今日は〇〇の日らしいですね」
という話題です。

たとえば、
「今日は○○の記念日みたいですね」
「そういえば、今日は○○が解禁された日ですね」
といったネタを用意しておくことで、
相手の反応を引き出しやすくなります。

この話題の優れている点は、相手の趣味や興味を
自然に引き出すことができる点にあります。

たとえば、10月1日であれば
「今日はコーヒーの日らしいですね」
と言ったときに、
相手がコーヒー好きなら、
「実は、毎朝豆から挽いて飲んでるんですよ」
といった会話が生まれるかもしれません。

逆に興味がなくても、
「へえ、そうなんですね」
という反応を引き出しながら、
次の話題につなげることができます。

また、この手法のもう一つの利点は、
「情報に敏感な人」
という印象を相手に与えられることです。

天気の話とは違い、
「この人は、色々なことを知っているな」
と感じてもらえるため、
知的で会話の引き出しが多い印象を
持たれやすくなります。

ただし、情報を披露するだけではなく、
相手に話を振る意識を忘れないことが重要です。

このようなアイスブレイクを意識すると、
商談のスタートがスムーズになり、
相手の心を開きやすくなります。

たった一言の「そういえば」から、
商談の雰囲気を良くし、信頼関係を築くきっかけを
作ることができるのです。

些細な一言が、大きな成果を生むこともあります。
ぜひ、商談前に「そういえば」のネタを
用意してみてください。