何かを始めてみたものの続かない

こんにちは。
毛利まさるです。

何かを始めてみたものの、続かない。
毎回、今度こそはと思って始めるのに、
結局同じ結末に終わってしまう。

ふと手に取った自己啓発本を読めば、
「自信を持って継続しよう」
「習慣化こそが人生を変える」
と書いてある。

理屈ではわかっていても、現実にはできない。
そうして、また自分を責めてしまう。
その悪循環を、あなたも経験したことがあるのではないでしょうか。

これはあなただけではありません。
私も含めて多くの人が同じ壁につまずいています。

私たちは、習慣化が大切であると知っていながらも、
「自信がないから続けられない」
「続けられないから自信が持てない」
という循環に苦しんでいるのです。

もし、あなたが今まさにそんな状況にあるのなら、
おすすめしたい方法があります。

それは、小さな成功体験を積み重ねることです。

大きなことを成し遂げようとするのではなく、
小さなことから始めて、
できたという実感を一つずつ増やしていくのです。

たとえば、ドリルを一冊買って、1ページずつ解いてみる。
ノウハウ本を買って、書いてある順番にその通りにやってみる。
どれも特別なことではありません。
しかし、これを真剣にやってみると、
確かに「できた」という手応えが残るのです。

これは趣味でも構いません。

私自身、以前はマジックに挑戦してみました。
最初はトランプの扱い方さえぎこちなかったのに、
一つ技を覚えると、
自然と「もっとやってみよう」という気持ちになったのです。

その後は筋力トレーニングを始めました。
はじめは腕立て10回が限界。
しかし、15回、20回できるようになると、
「自分は変われるんだ」という自信が芽生えました。

今では可変式ダンベルを使っています。

こうした「一つできるようになった」
という小さな成功体験が、自信を育ててくれるのです。

習慣化とは、意志の強さだけで
成し遂げられるものではありません。

むしろ、「自分はやればできる」という感覚を、
自分の中に積み上げていくことで、
自然と行動が続く状態になるのです。

そして、その出発点にあるのが「小さな成功体験」なのです。

成功とは、誰かに褒められるような結果を出すことではありません。
昨日できなかったことが、今日はできるようになる。
そのことこそが、本当の意味での成長であり、自信の源なのです。

継続できない。自信がない。習慣化できない。
そんな悩みを抱えているなら、どうか焦らないでください。

大きなゴールを目指す前に、
小さな“できた”を積み重ねてみてください。

あなたの中にある「やればできる力」が、
少しずつ、しかし確実に育っていくはずです。