こんにちは。
毛利まさるです。
社内営業において、信頼を築く上で重要なことは、
「軸をぶらさない」姿勢です。
職場にはさまざまな意見や価値観を持った人がいます。
その中で、他人の意見に流されやすい人は、
時として器用に見えるかもしれません。
たとえば、Aさんに対しては
「これが正しい」と賛成し
Bさんにはまったく逆の意見に同調する。
こうした行動は一見するとその場の空気を読む力があり、
柔軟性があるように見えるでしょう。
しかし、長期的に見れば、それは信頼を損ねる原因となります。
一貫性のない態度は、周囲から「二枚舌」や
「信念がない」と判断される可能性があります。
その結果、上司や同僚からは、
「調子のいいことばかり言う人」
として見られてしまうかもしれません。
このような評価は、社内営業において致命的です。
いくら実績を積み上げても、
その土台となる信頼を失えば、発言に重みがなくなり
影響力を持つことが難しくなります。
では、どのようにして自分の軸を作ることができるのでしょうか?
まず大切なのは、自分自身が
何を大切にしているのかを明確にすることです。
たとえば、自分の業務における基本的な価値観や目標
そしてその目標がチームや会社全体の利益に
どう結びつくのかを考えてみましょう。
このように、自分の判断基準を具体化することで、
他人の意見に流されず、確固たる軸を持つことができます。
また、他人の意見を聞く際も、
自分の軸を保ちながら相手の話を理解しようとする姿勢が重要です。
たとえば、相手が自分と異なる意見を述べたとしても、
すぐに反論するのではなく、
「なぜその意見を持つのか」と背景を尋ねてみる。
その上で、自分の意見を述べれば、相手もあなたの一貫性に気づき、
信頼を寄せやすくなります。
軸をぶらさないという姿勢は
時に難しい選択を伴うこともあります。
全員に好かれることを目指して
軸を曲げてしまう誘惑に駆られるかもしれません。
しかし、長期的に見れば、ぶれない態度が評価され、
信頼を得ることにつながるのです。
たとえば、あなたが何度も同じ基準で判断を下し、
結果を出しているとしたら、
周囲は「この人なら信じられる」と感じるようになるでしょう。
その信頼が社内営業の成功を大きく後押しします。
「軸をぶらさない」姿勢を保ちながら、誠実に他人と向き合うこと。
これこそが、社内営業を成功に導く秘訣です。
一貫性と柔軟性を兼ね備えた
行動を心がけることで、職場での信頼を築き
結果としてより大きな影響力を発揮できるようになるでしょう。
信頼と一貫性があれば、あなたの発言は
社内で重みを持ち、協力者も増えるはずです。
それが、長期的な成功のカギとなるのです。