知ったかぶりで損をする

こんにちは。
毛利まさるです。

仕事をしていると、知らないことに
直面する場面が必ずあります。

しかし、その場で「それ、なんですか?」
と質問できないことはありませんか?

「知らない」と言うのが恥ずかしい
または「そんなことも知らないの?」と
思われるのが怖いという理由で
その瞬間をやり過ごしてしまうこと。

この行動が、後々自分を苦しめる結果に
つながることは意外と多いのです。

知ったかぶりは、一時的な安心感を与えるかもしれません。

その場では、自分の無知が露呈せず
場の空気を壊さないかもしれません。

しかし、その「知らない」ままにしてしまったことが、
後で思わぬ形で自分を苦境に追い込むことがあります。

例えば、会議で専門用語が出てきたとき、
知らないままでいると、その後の業務に支障をきたす可能性があります。

さらには、会議で知ったかぶりをしてしまうと、
いざ実行段階に入ったときに理解が追いつかず
結果として信頼を失うことも。

知ったかぶりをする背景には、
「自分の評価を下げたくない」
という心理があることが多いです。

特に仕事の場では、自分を有能に見せたい、
プロフェッショナルとしての立場を守りたいという意識が働きます。

しかし、本当の「仕事術」は、自分の不足を認め、
それを埋めるための行動を取ることにあります。
知ったかぶりをすることは
むしろ自己成長の機会を逃す行為なのです。

知らないことをその場で質問することは、
恥ずかしいと感じるかもしれません。

しかし、それは決して恥ではなく、成長への第一歩です。
ですから「知ったかぶり」を手放しましょう。

むしろ、「知っているフリ」をしてしまう方が、
後からの修正が困難になるため、大きなリスクを伴います。

その場で聞いておけば数分で解決することでも、
後になってからでは数時間、場合によっては
数日を無駄にすることもあります。

また、質問をすること自体が
相手に真剣さや学びたい意欲を伝える機会にもなります。

さらに、「知らない」という事実を認めることで、
周囲からの信頼を得ることも可能です。

誰にでも得意不得意があり、全てを知ることは不可能です。
そのため、オープンに質問することで、
「この人は素直で誠実な人だ」と評価されることも少なくありません。
自分の立場を守るために隠すよりも、
正直でいる方が人間関係や仕事の質を向上させるのです。

たとえば上司からこのように言われたらどうでしょうか?

「〇〇さんはとても勉強熱心だから色々なことを知っていて素晴らしい。
 さっきの件は、私は勉強不足でわからないから
 簡単に言うとどういことなのか教えてくれないか?」

また別の上司は知ったかぶりでうなずくだけでした。

あなたはどちらの上司に好感を持てますか?
前者の上司はあなたのことを理解しようと
努めていることがわかりますよね。

つまり、知らないことが良い悪いではなく、
知らないことの対応が重要なのです。

今日から、知ったかぶりを手放して、
本当の成長を手に入れてみてはいかがでしょうか?