人と違うことこそ武器とは?仕事術で差をつける生き方

こんにちは。
毛利まさるです。

人と違うことが強みとなる

仕事の現場では、「あの人のようにできるようになりたい」
「あの人のスキルを自分も身につけたい」と思うことがよくあります。

もちろん向上心は大切です。

しかし、他人と自分を比べ続け、「できない部分」を埋めることばかりに意識を向けてしまうと、
本来の自分の良さを見失ってしまう危険があります。

なぜなら、人には必ずできないことできることがあり、その組み合わせこそが個性であり、強みになるからです。

ゴキブリ退治の例えが教えてくれること

例えば、ゴキブリが苦手な人がいたとします。

同じくゴキブリが苦手な人が3人集まっても、苦手意識は消えません。
もし部屋に1匹現れたら、大騒ぎになるのが目に見えています。

しかし、その場に「別にゴキブリは平気」という人が1人いればどうでしょう。
その人が落ち着いて退治してくれるはずです。この例えは単純ですが、本質を突いています。

職場でも同じです。全員が同じ特技を持つ必要はありません。
むしろ、異なる得意分野や視点を持つ人がいるからこそ、組織は機能するのです。

自分の弱みを埋めるだけが成長ではない

多くの人は、弱点をなくすことが成長だと考えます。

もちろん、最低限の能力や知識は必要です。
しかし、弱みをゼロにすることが目的になってしまうと、自分の持ち味や強みが埋もれてしまいます。

例えば、あなたが企画力はあるけれど数字に弱いタイプだとします。

その場合、数字に強い同僚と組むことで、あなたの企画力はより活かされます。

逆に、数字の弱さを完全に克服しようとして膨大な時間を使うより、得意分野を伸ばすほうが成果は出やすいのです。

他人と違うことを「武器」に変える

仕事術として覚えておきたいのは、「人と違う部分」を短所ではなく武器として活用する発想です。

たとえば、几帳面すぎて細かいことが気になる人は、品質管理やチェック作業で力を発揮できます。
逆に、細かいことは苦手だが全体像をつかむのが得意な人は、プロジェクトの方向性を決める役割に向いています。

このように「自分の当たり前」が他人にとっては助けになることは多くあります。

まずは「自分の違い」を認識し、それを必要としてくれる場で活かすことが大切です。

組織はパズルのようなもの

組織は一枚のパズルのようなものです。全員が同じ形のピースだったら、どこにもはまらず完成しません。
形が違うからこそ、互いに補い合い、全体が成り立ちます。

あなたの「違い」は、他の人が持っていない形です。

それが組織の穴を埋め、全体を完成させるピースになります。

だからこそ、無理に形を変えて他人と同じになろうとする必要はありません。

人と違うことを恐れない

人と違うことは、ときに不安を生みます。「自分だけ浮いているのではないか」
「周りと同じようにできない自分はダメなのではないか」と感じるかもしれません。

自分の強みを知るための行動

  1. 他人からの評価を聞く 周囲の人があなたに期待していることや「助かる」と感じていることを知る。
  2. やっていて楽しい仕事を振り返る 夢中になれる仕事は、あなたの強みが活かされている証拠。
  3. 苦手なことを無理に背負わない 苦手分野は得意な人に任せ、自分の得意分野で貢献する。

これらを意識するだけで、自分の違いを強みに変えるヒントが見つかります。

まとめ

仕事において、人と違うことは決してマイナスではありません。

むしろ、それこそがあなたの価値であり、他の誰も持っていない強みです。

ゴキブリ退治の例えのように、全員が同じでは物事は前に進みません。
組織を前に進めるのは、多様なタイプの人たちがそれぞれの得意分野で力を発揮することなのです。