あなたを批判する人がいる

こんにちは。
毛利まさるです。

あなたは、
「もっと風通しの良い職場で働きたい」
「自分の考えをもっと評価してくれる人たちと一緒に仕事をしたい」
と思ったことはないでしょうか。

せっかく頑張って出した提案や
信念を持って進めてきた仕事に対して、
「それは違うと思う」
「なぜそんなやり方をするの?」と、
否定的な意見を受けて、悔しい思いをしたことがあるかもしれません。

本やインターネットで紹介されている
エンゲージメントの高い組織、風通しの良い職場にあこがれることでしょう。

その考えは間違っていません。
しかし、本やネットの世界は良い部分だけが注目されがちです。

実は風通しの良い職場では様々な意見が飛び交い、
その分、自然と「異なる意見」や「対立する考え方」
に触れる機会が多くなるのです。

つまり、実際には「意見の自由」がある分
あなたの考えが批判される場面も多くなりがちです。
ですので、「風通しの良さ」と「批判の多さ」は
表裏一体であることを理解しておくことが大切なのです。

批判されるのは決して心地よいことではありません。

特に、自分が一生懸命に取り組んでいる仕事や
信じている価値観を否定されると、
誰でも傷つき、やる気を失ってしまうこともあるでしょう。

しかし、逆に言うと、批判されるということは
「あなたの意見が注目されている証拠」でもあります。
あなたの存在や考え方が無視されているわけではなく、
むしろ周囲の人々がそれを真剣に受け止め
議論の対象にしているからこそ、批判が生まれるのです。

逆に、批判を全く受けない職場環境というのは、どうでしょうか?

一見、平和で理想的に思えるかもしれません。
しかし、批判が全くないということは
意見の自由や発言の機会が制限されている可能性があります。

つまり、全員が「自分の考えを伝えることを諦めている」状態です。

これでは、本当の意味での風通しの良さは実現できませんし、
組織全体のエンゲージメントも低くなってしまいます。

そのため、批判が全くない環境は、逆にあなたの成長を妨げ、
組織の活力を失わせてしまうリスクがあるのです。

ですので、批判されたときには
あなたが注目されていると認識して
批判された理由を冷静に分析してみましょう。

相手は何を伝えたいと思っているのか?
あなたの意見のどこに納得できなかったのか?

そして、相手がそのように感じた背景には
どのような状況や価値観があるのか?

こういった視点を持つことで、あなた自身の考えを整理し、
より客観的に見つめ直すことができるでしょう。

それができるようになると、批判を受け流すのではなく、
建設的な対話を通じて、自分の意見をより強化することができるのです。

ぜひおためしください。