
こんにちは。
毛利まさるです。
気づかないうちに、話が噛み合わなくなっていませんか
営業として結果を出そうと必死に動いているのに、なぜか評価につながらない。
会議では発言しているのに、手応えがない。
上司からのフィードバックも、どこかズレて聞こえる。
あなたは、そんな状態だったのではないでしょうか?
一生懸命やっているのに報われない感覚が続くと、自信が削られます。
その結果、発言を控えるようになったり、無難な報告に終始したりしていたと思います。
それは能力が足りないからではありません。
それは、「今、何の話をしているのか」が共有されていないまま話しているからです。
「象は鼻が長い」が示す、日本語の本質
日本語学の父と呼ばれる三上章氏は、「象は鼻が長い」という一文を取り上げました。
一見すると当たり前の文章ですが、よく見ると不思議です。
「象は」と「鼻が」。
主語のようなものが二つ出てきます。
しかし、ここで言う「象は」は主語であり話題の中心を提示しています。
「象について言うと」という前置きに近い役割を持っています。
つまり、「象は」と「鼻が」は並列ではない。
話題と焦点が分かれているのです。
日本語は、主語を明確にしなくても意味が通じます。
であるものの、その自由さが、実はビジネスの場では落とし穴になります。
会議で起きている、見えないすれ違い
会議で話が噛み合わないとき、多くの場合は内容ではなく構造の問題です。
今、商品について話しているのか。
戦略について話しているのか。
それとも行動の優先順位について話しているのか。
ここが共有されていないまま話が進むと、全員が違う「象」を思い浮かべます。
しかし鼻の話をしている人もいれば、耳の話をしている人もいる。
頑張って説明しても伝わらない。
意見を言っても評価されない。
解決策は、驚くほどシンプルです
こういう場面で必要なのは、頭の良さでも資料の量でもありません。
「今の話題は〇〇です」と、最初に言い切ることです。
たった一言で、空気が変わります。
全員の思考が同じ方向を向きます。
ですので、話し始める前に話題を固定するのです。
「象は」と言ってから、「鼻が長い」と言う。
この順番を、意識的にビジネスに持ち込むだけです。
おわかりでしょうか?
これは営業スキル以前の、思考の土台の話です
営業がうまくいかないと、ついトークやテクニックに目が向きます。
しかし、それ以前に「構造」が整理されていないと、どんな言葉も刺さりません。
逆に言うと、この構造を押さえていない限り、どれだけ努力しても評価されにくいのです。
成果を出している人は、無意識にこれをやっています。
だから話が短く、伝わり、信頼される。
あなたが今つまずいているのは、才能の問題ではありません。
視点を一つ整えるだけで、景色は変わります。
「今、何について話しているのか」
そこから、もう一度始めてみてください。
それだけで、営業としての手応えは、確実に戻ってきます。





