こんにちは。
毛利まさるです。
現代のビジネス環境では、スピード感や効率が重視されがちです。
しかし、大きなプロジェクトや難しい課題に直面すると
その規模や複雑さに圧倒され、動き出すことすら
躊躇してしまうことがあります。
そのようなときに思い出したいのが
「合抱の木も毫末(ごうまつ)より生ず」という言葉です。
これはどんなに大きな成果も最初の小さな一歩から始まることを意味します。
例えば、業務改善を目指す場合を考えてみましょう。
一度にすべてを改革しようとすると
膨大な準備やリソースが必要になり、挫折する可能性が高まります。
しかし、まずは身近な問題点を一つずつ
解決することから始めてみるとどうでしょうか?
たとえ小さな改善でも、それが積み重なることで
大きな変化を生み出します。
そして、その変化が次のステップへのモチベーションとなり
さらに大きな挑戦へとつながるのです。
もう一つの例として、スキルアップの取り組みがあります。
高度なスキルや資格を取得したいと思ったとき
その道のりが遠く感じられることがあります。
しかし、毎日30分でも学習を続けることで
1年後には大きな成果を得られる可能性があります。
「時間がない」「忙しい」と感じるかもしれませんけど、
たった一歩を踏み出すことで未来は確実に変わります。
仕事術の基本は、この「小さな一歩を積み重ねる力」に他なりません。
さらに、この考え方は人間関係にも応用できます。
信頼関係は一夜にして築かれるものではありません。
日々の挨拶や感謝の言葉、ちょっとした気遣いといった些細な行動が
長期的には強固な信頼の土台を築くのです。
たとえ忙しい日々の中でも、相手を思いやる行動を続けることで
チーム全体の雰囲気や成果が大きく変わるでしょう。
まずは「毫末」の一歩を軽視しないことが大切です。
大きな夢や目標に向かうとき、最初の一歩がどれほど小さくても
それがなければ何も始まりません。
そして、その一歩一歩を積み重ねることで
やがて壮大な目標を達成することができるのです。
「合抱の木も毫末より生ず」という言葉を胸に
小さな努力を怠らずに続けていきましょう。
その積み重ねが、あなたの仕事術をさらに向上させ
素晴らしい成果をもたらしてくれるはずです。