
こんにちは。
毛利まさるです。
なぜか成約が取れたり取れなかったり、
毎回結果にバラつきがある
一度はうまくいったセールスが、
次はまったく効果を発揮しない。
そんな経験はありませんか?
その原因が何なのか分からず、
感覚に頼った営業スタイルを続けていると、
やがて成績も不安定になり、
再現性のない営業に悩まされるようになります。
そんな時こそ、もう一度見直してほしいのが
“セールスの型”です。
成果の出る営業に必要なのは、
ひらめきでもセンスでもありません。
実は、型を守ることにこそ本質があります。
たとえば、同じ手順で商談に臨み、
同じセールストークを繰り返し使い、
同じツールを活用しながら、
ひとつずつ丁寧に検証を重ねていく。
この一見地味な繰り返しこそが、
成果を生み出す王道なのです。
「なぜその言い回しが有効だったのか?」
「なぜこの順序で説明したときに反応が良かったのか?」
そういった微細な変化を把握し、
再現性のある流れとして型に落とし込む。
これを怠ると、毎回がぶっつけ本番になり、
成功の理由も失敗の原因もわからないまま、
ただ時間だけが過ぎていきます。
営業という仕事は、ある意味“実験”の連続です。
型を変えずに試行錯誤することでこそ、
はじめて検証が可能になり、
改善も積み重ねていけるのです。
優秀な営業パーソンほど、
実はルーティンを大切にしています。
例えば、商談の冒頭は必ず同じ導入トークから始め、
質問の順序も決まっていて、
プレゼン資料も一貫性のある構成で進めています。
それがあるからこそ、どの部分が強く反応され、
どの部分で相手が躊躇するのかが明確にわかるのです。
型があるから、変化を発見できる。
これは営業における最も基本的でありながら、
最も重要な原則です。
型があるからブレない。型があるから磨ける。
セールスという仕事を、感覚に頼るのではなく、
検証可能な“技術”として扱っていくためにも、
今一度「自分の型は何か?」を問い直してみてください。
そして、その型を守りながら、少しずつ洗練させていく。
派手さはないかもしれません。
しかし、確実に成果へとつながる最短ルートがそこにあります。
目先の成果に一喜一憂するのではなく、
長く安定して成果を出すために必要なのは「型」です。
プロセスを記録し、再現し、改善を繰り返す。
この地道な作業こそが、
セールスという仕事を“職人の技”へと昇華させていくのです。